突然変異を起こした新型コロナウイルスが検出されたミンク農場のミンク。デンマーク・ネストベズ近郊で(2020年11月6日撮影)。(c)MADS CLAUS RASMUSSEN / Ritzau Scanpix / AFP

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【AFP=時事】新型コロナウイルスの突然変異を懸念し、大量のミンクを急いで殺処分したデンマークが、新たな恐怖に直面している。その死骸が墓から出てきたのだ。

 現場はデンマーク西部ホルステブロ(Holstebro)市郊外の軍の訓練場。今月初旬、同国では突然変異を起こした新型コロナウイルスがミンク農場で検出され、人間への感染が確認されたことから大量のミンクを殺処分。その死骸をこの訓練場に埋めていた。

 ところが警察によると、腐敗によって生じたガスの圧力で死骸が押し上げられ、地中から一斉に出現した。

 環境省によると、死骸は深さ150センチ以上のところに埋めるよう指示されていた。しかし公共放送DRによると、実際に埋められていたのは深さ100センチ程度のところだったという。

 近くには湖もあり、リンや窒素による汚染も懸念されている。しかし、環境省は、墓から出たミンクの死骸は「腐敗プロセスにまつわる一時的な問題」だと強調し、周辺地域の動物や人間に問題が起きないよう、フェンスを設置するまで常時監視するとしている。

 現地のソーシャルメディアでは、おぞましい現場の様子を捉えた写真や動画が多数拡散。あるツイッター(Twitter)ユーザーは、2020年は「驚異のゾンビ・ミュータント・ミンクの年」だと投稿した。

【翻訳編集】AFPBB News

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