ライトアップされるWCS(滋賀県甲賀市で)

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 滋賀県甲賀市信楽町の農事組合法人宮町営農組合は10月下旬から11月下旬まで、宮町地区の農地で稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ=WCS)のライトアップをしている。同地区は、745年に聖武天皇によって都が建てられたとされており、今回は、その跡地にロール状に梱包(こんぽう)した状態のWCSを並べ、太陽光充電のライトで照らしている。

 同営農組合の黄瀬忠幸組合長は「WCSが主役のライトアップは珍しく、幻想的な雰囲気も相まって、注目を浴びている。『あれは何だろう』というところから、農業やこの地が都だったことに興味を持ってもらえればいい」と期待を込める。