直近2年ではBIG3全員に勝ち越し!世代交代を更に推し進めるティーム

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「Nitto ATPファイナルズ」では惜しくも2年連続の準優勝となったドミニク・ティーム(オーストリア)。だが今大会で、ダニール・メドベージェフ(ロシア)と共に更に世代交代を印象付けた。

ティームは今大会のグループリーグでラファエル・ナダル(スペイン)を7-6(7)、7-6(4)で、準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を7-5、6(10)-7、7-6(5)で破った。これにより通算対戦成績でロジャー・フェデラー(スイス)を加えたBIG3全員から5勝を挙げた、2人目の選手となった。
※1人はアンディ・マレー(イギリス)


更に注目すべきは直近2年の対戦成績。なんと全員に勝ち越している。


【ティームの対BIG3通算成績】
対ジョコビッチ 5勝7敗(2019年以降は3勝2敗)
対ナダル 6勝9敗(2019年以降は3勝1敗)
対フェデラー 5勝2敗(2019年以降は3勝0敗)


準決勝でジョコビッチから5勝目を挙げた際、ATP(男子プロテニス協会)によるとティームは「僕にとって超特別なこと」「史上最高の3人を5回ずつ倒すことは、僕にとって素晴らしいことだ。ラファとの試合の後にも言ったけど、彼らと対戦できることはとても大きな特権なんだ。学ぶための大きなチャンスだし、もちろん勝てば大きな自信になる」と語っていた。


ただBIG3の凄さといえば、5セットマッチとなるグランドスラムでのプレーレベルの高さ。フェデラーとナダルは20度、ジョコビッチは17度優勝している。ティームは今年の「全米オープン」で、グランドスラム22大会ぶりの新王者となったが、フェデラーとナダルは不在、ジョコビッチは自身の行いによるまさかの失格で大会を去ったなかでの優勝だった。


世代交代を決定づけるためには、BIG3を5セットマッチで倒しての優勝が求められる。それでもティームはグランドスラムでも善戦。直近2年では、ジョコビッチに対しては2019年「全仏オープン」で勝利し、今年の「全豪オープン」では敗れたもののフルセットへ持ち込んだ。


ナダルに対しては2019年「全仏オープン」で敗れたが、今年の「全豪オープン」では勝利を飾っている。フェデラーとはまだグランドスラムでの対戦はない。


世代交代がささやかれる度に、若手を跳ね返してきたBIG3。だが来年こそは、ティームやメドベージェフらがその壁をグランドスラムで破るかもしれない。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのティーム
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)