手指消毒液(2020年6月16日撮影、資料写真)。(c)BEN STANSALL / AFP

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【AFP=時事】ロシア極東のサハ(Sakha)共和国で、新型コロナウイルスの流行に伴い広く出回っている手指消毒液を飲み、23日までに7人が死亡、2人が昏睡(こんすい)状態に陥った。

 捜査当局の21日の発表によると、トムトル(Tomtor)村で、地元の店で購入した消毒液を薄めて飲んだ9人が、激しい嘔吐(おうと)などの症状を呈したという。

 現場では、ラベルのない5リットル容器が見つかった。内容物を調べた結果、69%が飲用に適さない、工業用アルコールのメタノールだった。

 3人はその場で死亡。6人はヤクーツク(Yakutsk)に空路で搬送されたが、病院で4人が死亡した。さらに保健当局は23日、昏睡状態の2人に対する救命治療が続けられていると発表した。

 サハ保健当局は22日に、メタノールを主成分とする手指消毒液の販売を禁止した。

 ロシアの貧困地域では、安価なアルコール入りの液体を酒代わりに消費することは珍しくない。

 2016年には、シベリア(Siberia)のイルクーツク(Irkutsk)州で毒性のあるサンザシを含む入浴剤を飲んで100人超が中毒症状を起こし、うち78人が死亡している。

【翻訳編集】AFPBB News

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