週末に行われたアトレチコ・マドリーとの一戦は、FCバルセロナにとって忘れたくなるような内容となってしまった。0−1と敗戦を喫しただけでなくピケ、さらにはセルジ・ロベルトが負傷。共に長期間に及ぶ離脱へと入ることになる。

 守備を試みた際に右膝を捻ったピケは、右膝の十字靭帯を部分断裂、さらに内側側副靭帯を過度伸展しており、バルサ側は特に離脱期間は公表していないものの、このレベルの負傷の場合は通常、復帰までに3〜4ヶ月は見込まれるところだ。さらにセルジ・ロベルトについては、ロングシュートを試みた際に右大腿筋へ筋断裂を抱えており、クラブ側の発表によれば2ヶ月の離脱へと入るという。

 なお今回の試合でクーマン監督は、ピケのポジションには母国のアヤックスから2019年に加入したフレンキー・デ・ヨングを起用、またセルジ・ロベルトの離脱に伴い、今夏に同じくアヤックスから加入したデストへと出場機会が与えられることになるだろう。ただいずれにせよ開幕前からピッチ外の騒動に揺れてきたバルセロナは、今回の敗戦によりリーグ戦8試合で勝ち点11と苦しい状況から抜け出せずにいる。