14分でほっかほかのTKGが!弁当箱型炊飯器はひとり暮らしの強い味方です!

写真拡大 (全19枚)

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

ひとり暮らしをされてるみなさん、炊飯ってどうしてますか? 炊飯器で大容量を一度に炊き、食べる分だけお椀に移して、残りは冷凍庫に入れて保存しておく、という人が多いかと思います。私もそれが一般的だと思います。その方がラクですからね。ただし、我が家にはそれができず…。というのも、冷蔵庫がないんです!

いや、正確にはあるんです。ビジネスホテルにあるようなキッチン台に組み込まれている正方形の小さいやつが…。ただし、どうも冷凍機能が壊れているよう。なので冷蔵庫を買おうかとは思っているですが、なんだかんだで、引っ越してきてからこの3年、冷蔵機能がなくても困るようなことはなくきてしまいました。

話を戻しますと、冷凍機能がないということで一度炊いたご飯を保存できず…。ちなみに普段使っている炊飯器は1~2合炊き。実際、ひとり暮らしだとそんなに多くご飯って食べないんですよね。

だいたいお椀一杯分で十分なのですが、1合炊いても余らしてします。

それならちょうどいい炊飯器がある!ということで買ったのがサンコーの「おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器」(6980円)。ひとりにはちょうどいい0.5合から、しかも14分で炊けるという炊飯器です。しかもご飯以外の調理もできるということのなで、さっそく見ていきたいと思います。

■お弁当箱としてなら重いけど炊飯器としては軽い!

かれこれ3年近く使ってきた我が家の炊飯器。1合炊くとした場合、約25〜30分くらいかかっていました。時間があるときはいいのですが、時間がないけどやっぱり炊きたての白飯は食べたい!と欲張りたい気持ちがどうしても抑えられないときは誰しもありますよね。

今回購入した「おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器」は、特別なお米を使うことなく0.5合なら14分、1合でもわずか19分で炊き上げるという、そんな無理を願いを叶えてくれる炊飯器。重さは約840gで、「弁当箱」としてはやや重たいですが、「炊飯器」ならかなり軽いと思います。

プラスチック蓋の上部にふたつの蒸気口が。箱の中は内釜で、蓋の裏には金属板が装着してあります。また、内釜の中に水量の目安となるメモリが。本体のほかに、軽量カップと電源ケーブルが付属しています。

▲どこかコタツのスイッチを思い出させるレトロな電源ケーブル

 

■14分で炊きあがる秘密とは

わずか14分で炊き上げられる秘密は、高火力の「かこみ炊き」にあるそうです。本体底面部に張り巡らされた強力ヒーターで、釜の底面だけでなく、側面からもしっかりと加熱し、短い時間で炊飯を行えるのです。14分なら、片手間に朝食の準備をしていたり、ランチ前に準備して、炊きあがるまでにコンビニで惣菜を買いにいく時間にもピッタリですね。

■早速ご飯を炊いてみた!

さっそくお米を炊いてみたいと思います。今回は14分の炊飯を試してみたいので、0.5合分のお米を無洗米で用意しました。

お米を内釜に入れ、内側にあるメモリを見ながら約130mlを投入。お米が内釜の中で平らになるよう、ゆすってから蓋をしてセット完了。

▲赤く光っていれば炊飯、緑に光っていれば保温

電源ケーブルをつなぎ、スイッチをオンにすると本体のLEDが赤く光って炊飯がスタートします。0.5合がたったの14分って早炊きすぎる気がしますが…芯とか残っていないんでしょうか…。

炊飯を開始してから10分ほど経つと、蒸気口から蒸気が出てきて、弁当箱の中で沸騰しているのが分かる音がしてきました。ここら辺から、だんだんとお米の香ばしい香りがしてきます。

しばらくすると沸騰する音が消え、蒸気だけがどんどん出てきて、炊飯ランプが赤から緑に変われば炊飯は完了。ちなみにですが、ご飯が炊けたとしても特に音が鳴るわけではないので、ときどきLEDの確認が必要です。

さて0.5合の炊飯にかかった時間は…14分12秒! 表記どおりのタイムでした。ただ、同じ0.5合でも16〜17分かかったこともあります。

説明書を確認すると『炊飯時間は炊飯量、お米の種類、水温、水加減によって異なります」とありました。ということは、最初に炊いたときのお米の量・水の量がベストだったから14分で炊飯できたというわけか…ちょっと凄い。

さて、早速蓋を空けてみようと…思いましたが、電源を切るほうが先のようです。蓋を開けて釜の温度が下がると、自動的に赤ランプが点いて、炊飯モードになってしまうよう。気を取り直して蓋をオープン!

おおー! イイ感じにちゃんと0.5合分の白米が炊けています。なかなかのツヤ具合も見て取れます。全体的に炊きムラもなし。約7000円以下の0.5〜1合の少量炊飯器としては驚きのクオリティと言えますね。

普段ご飯を食べるときは当然お椀に移すわけですが、これなら直接食べてもOK。炊飯器から食べているというよりは弁当箱からご飯を食べるという感じです。おそらく職場で使っても、変な目で見られることはないはず!(そもそも会社でご飯を炊いていいのかわかりませんが…)

そして、食べ終わったらそのまま洗えるのも嬉しいですね。内釜を分離して…という手間もなく、本体をそのままを洗剤をつけたスポンジでゴシゴシとこすって、さっとゆすぐだけ(電源挿し込み口は付属のゴムキャップをしておくこと)。食後の後片付けも楽というのは嬉しいですね。

▲禁断?の卵を投入!ここから一気に卵かけご飯をかき込む、最高だ!

1合なら、ご飯を炊くのと同時にレトルトカレーを用意して、炊きあがったらそのままカレールーをぶち込んで食べられますね。

 

■炊き込みごはんやパスタも作れる

「おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器」はご飯を炊くだけで終わりではありません。炊き込みごはんやパスタ作りも可能です。

例えば、ご飯を炊くときに、水に加えてめんつゆを少々とコンビニで買った鮭の塩焼きを乗せて炊飯。これだけでもりっぱな鮭の炊き込みご飯になります。

また、3分で茹でられるパスタを使えば、手軽にナポリタンも! 今は2/3サイズのパスタがスーパーで売っており、これがなんと炊飯器にジャストサイズ!

▲乾燥したパスタに輪切りにしたソーセージ、ピーマン、玉ねぎ、トマトケチャップ、バターを用意

お湯を入れ、好きな具材を投入し、コンソメ、塩コショウを振って、蓋を締めてスイッチオン! 茹で上がったパスタにケチャップとバターを混ぜれば即席ナポリタンの完成です。もちろんナポリタン以外にもさまざまなパスタが作れそうです。

▲ちょっとお湯が多かったようで…ここにケチャップとバターを入れるだけ!

*  *  *

使っみてみてよかったのは、まず短時間で炊きたての御飯が食べられるのは嬉しいもの。レンジでチンするご飯ももちろん使っていましたが、何個も買うより経済的。ちなみに、サンコーのホームページによれば1カ月あたりの電気代もわずか約50円と、こちらも経済的です(※1日1.66円、1kWhあたりの電気代を27円として計算、1日20分間の使用を想定)。また、なにより0.5合だけって食べすぎにならないですよね。体重が気になる年齢ということもあり、白飯は好きだけど食べすぎないように、物理的に抑えてくれるのは嬉しい限りです。調べたらまだまだ使い方は色々とあるそうなので、今後も活用していきたいと思います。

 

>> サンコー

<文/野田博記(&GP)>

 

【関連記事】

◆面倒くさがり屋の私にピッタリ!ほったらかしている間にできた角煮が美味すぎた! 
◆見た目よし!機能よし!1人暮らしにぴったりなスタイリッシュ炊飯器 
◆調理もできる小型炊飯器はひとり暮らしの強い味方になりそうです