先週火曜日にスペイン・セビージャの地で演じた、ドイツ代表による歴史気的大敗劇による波紋は、週末に行われたブンデスリーガでの試合においても広がりをみせた。その渦中の1人、ドイツ代表復帰待望論が挙がっているバイエルン・ミュンヘンのトーマス・ミュラーは、ヴェルダー・ブレーメン戦後に行われたスカイとのインタビューの中で、改めてドイツ代表に関する発言を求められている。

 「今は、ドイツ代表ではあまりにもネガティブなことが多すぎる」ことが気に掛かるという同選手は、これから「また良い方向へと向かう」ことを節に願っているところだが、ただレーヴ代表監督はこれからも引き続き、ミュラー、ボアテング、フメルスらの召集には否定的な見方を示したことには、「前にも話したと思うけど、僕たちの誰も自ら代表引退を宣言した選手はいない」とコメント。

 ただそんなミュラーにとって、今のドイツ代表にとっては個々の選手について議論をするような時期ではないとも見ているところであり、むしろ今は「他の部分に」焦点をあてるべきであると強調。またミュラー自身にとっても、今はあくまでクラブを「中心に」置いていることも、併せて強調した。