最終日、優勝した古江彩佳=エリエールゴルフクラブ松山(撮影・中島信生)

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 単独首位から出たプロ2年目の古江彩佳(20)=フリー=が4バーディー、2ボギーの69で回り、通算15アンダーで前週の「伊藤園レディス」に続く優勝を果たした。20歳179日の2週連続優勝とツアー通算4勝目は、ともに宮里藍、畑岡奈紗に次ぐ年少記録。2000年度生まれのミレニアム世代のエースは、今週の国内メジャー第3戦「JLPGAツアー選手権リコー杯」(26日開幕、宮崎・宮崎CC)で史上3人目の3週連続Vに挑戦する。

 ◆奈紗、藍に次ぐ年少記録

 優勝スピーチのお立ち台。古江はおでこのところにあったマイクを恥ずかしそうに下へ向けた。身長153センチ。小さな体には強さとうまさが詰まっている。また勝った。最初から最後まで笑顔を貫いた2週連続優勝に、とびっきりの笑顔が輝いた。

 「最後がボギーですごく格好悪いなと思ったけど、すごくうれしい。これからも笑顔で楽しんでいるところをお届けできたらと思います」

 ◆笹生との初の最終日最終組対決圧勝

 1学年下の笹生(さそう)優花(19)=ICTSI=と初めて回った最終日最終組。新世紀世代の注目ルーキーとの直接対決も圧勝だった。1番(パー4)で笹生がボギーを打ち、古江は2番(パー4)の2打目をピン横60センチにつけてバーディーを奪った。スタート前の2打差は序盤で4打差に。あとは誰にも影すら踏ませなかった。

 前週と9月のプロ初優勝はともにプレーオフの末の優勝だった。「次こそは…とイメージしていた」という最終日の18番グリーンに単独トップで帰ってきた。描いていた通りの結末で迎えた2週連続優勝。3パットのボギー締めもご愛嬌(あいきょう)だった。

 「安心感がある優勝ができたと思う。やっぱりボギーが少ないのが自分の強みかな」

 ◆史上3人目の3週連続優勝へ

 昨年10月の史上7人目のアマチュア優勝も含め、4勝した4試合(234ホール)でボギーはわずか4個でダブルボギーが今大会の1個。「大切にしているのはリズム。そして、諦めないこと。前へ、前へです」

 4日間大会を初めて制し、賞金ランキングは2位に浮上した。年内最後の試合となる今週の「JLPGAツアー選手権リコー杯」で史上3人目の3週連続優勝を果たせば、笹生を抜いてトップに立つ可能性もある。強さは無限大。女子ツアーは古江を中心に回り始めた。(臼杵孝志)

 ◎…古江彩佳が2週連続優勝。20歳179日の達成は2017年の畑岡奈紗の18歳261日、04年の宮里藍の19歳1日に次いで3番目の若さ。宮里は05年にも19歳337日で2週連続優勝がある。

 ◎…古江は昨年10月の「富士通レディース」でのアマチュア優勝も含めてツアー通算4勝目。これも04年の宮里藍の19歳1日、18年の畑岡の19歳295日に次いでツアー史上3番目の若さ。

 ■結婚は20代で

 「いい夫婦の日」の11・22の最終日。古江は「結婚はしたいです。20代でしたい」と話し、「ママになって(ツアーに)帰ってくることが一つの目標なんです。それを考えると20代か30代のはじめに出産するのが理想です」と未来予想図を披露した。意中の伴侶候補がいるのかどうかは「ふふっ」とノーコメント。まだ20歳、当分はゴルフが恋人のようだ。