テニスの四大大会、全豪オープンのロゴマークが描かれた大会フラッグ(2018年1月19日撮影)。(c)Paul Crock/ AFP

写真拡大

【AFP=時事】テニスの四大大会(グランドスラム)、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)の大会ディレクターを務めるクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏が22日、2021年大会が延期される可能性が報じられたことを受け、日程について「間もなく決断する」見込みだと話した。一方でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、他の選手たちに忍耐を求めている。

 タイリー氏はもともと、選手には12月中旬までにオーストラリア入りして2週間の隔離義務を消化し、その後に例年通り前哨戦に出場してもらいたいと考えていた。

 しかし、メルボルンが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第2波に伴う数か月のロックダウン(都市封鎖)から明けたばかりということもあって、ビクトリア(Victoria)州のダニエル・アンドリュース(Daniel Andrews)州首相はこれに難色を示していた。

 アンドリュース首相は、選手の到着は来年1月上旬を希望していると伝えられており、その場合は知名度の高い国別対抗戦のATPカップ(ATP Cup 2021)など、他の大会を同18日の全豪開幕前に実施するのはほぼ不可能になる。隔離期間中に選手が練習できるかどうかもはっきりしていない。

 地元紙は全豪の延期について報じており、エイジ(Age)は1週間か2週間遅らせる可能性が高く、来年2月1日が新たな開幕日として浮上していると伝えた。ヘラルド・サン(Herald Sun)は、遅ければ同3月上旬までずれ込む可能性を伝えている。

 タイリー氏は声明で「オーストラリアテニス協会(Tennis Australia)は、テニスの夏についてできる限り早く決めようと全力で取り組んでいる」「ビクトリア州政府と緊密に連携を取りながら、選手とファン、パートナー、スタッフのニーズを考慮しつつ、州と国の大きな利益になる計画を練っている」と話した。

 グランドスラム20勝を誇るナダルは、こうした異例の状況では、選手には忍耐が必要だと話した。

 ATPファイナルズ(ATP Finals 2020)を開催中の英ロンドンで、ナダルは「とにかく辛抱強く、目の前の状況を受け入れることが必要だ。今はみんなが難しい時期なのだから」「柔軟に状況を把握して、来年はできるだけ多くの大会に出場できる方法を見つけなくてはならない」とコメントした。

【翻訳編集】AFPBB News

■関連記事
ジョコビッチ「テニスのために」来年の全豪OP開催望む
全豪OPぶっつけ本番は「危険」 前哨戦開催に暗雲、選手が懸念
メドベージェフ、ナダル破って初V阻止 ATPファイナルズ決勝進出