グリーン上で輝きを放った渋野日向子 不調期と何が変わった?(撮影:上山敬太)

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<大王製紙エリエールレディス 最終日◇22日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6545ヤード・パー71>
“パター巧者”の渋野日向子が戻ってきた。「大王製紙エリエールレディス」最終日、渋野日向子は6バーディ・1ボギーでこの日のベストスコアタイとなる「66」を叩き出し、トータル8アンダー。今季自己ベストとなる5位でフィニッシュした。
今季初のトップ5入りに貢献したのはグリーン上のパフォーマンス。「ショットが荒れている中、今日も本当にパッティングに助けられました」。6番では12メートル、9番では15メートルと超ロングパットをカップイン。他にも3番のパーパットや17番イーグルパットがショートしても、3メートル前後のパターもしっかりと沈めて要所を締めた。
日本に戻ってきてからも、ずっと苦しんでいたパッティング。何が変わったのか。渋野はストロークに変化があったと話す。
「TOTOのときはストロークを考えながら打っていました。でも、今は何も考えなくても、いいストロークを思い出しながら納得のいくストロークができるようになりました。転がりも良くなった」
“納得のいく”ストロークが分からないと言っていたころから2週間。見違えるように良くなったという。
だが、良化したかたちは思っていたものと違うようだ。TOTOのときはイントゥインの軌道を“意識的”にやっていたが、今は無意識でのいいストロークは「まっすぐ引いている」。感覚的な部分もあるが、今はまっすぐ引いてまっすぐ打つ方がしっくりくる。3日目26パット、最終日28パットという数字が、復調してきたことをハッキリ示している。
何よりもショットのミスが出ても「パッティングでどうにかしてやろう」という気持ちになれたのは大きな収穫。“渋野らしさ”を取り戻して挑むは2020年に残された2試合、日米のメジャー大会だ。まずは来週、選ばれし者しか出場できない日本ツアーの最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に臨み、その後は12月に「全米女子オープン」が控える。
「今回トップ10入りできたので、欲が出てきて来週もトップ10入りを目指したい。内容を求めるとボギーをもっと減らしたいです」と、昨年2位タイに入った戦いへ気合を込めた。(文・秋田義和)

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