ティーム「精神的な戦いだった」。ジョコビッチから土壇場逆転勝利の鍵も語る

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男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月15日〜11月22日/室内ハードコート)で、2年連続の決勝進出を果たした世界3位のドミニク・ティーム(オーストリア)。試合後のオンコートインタビューで激闘を振り返った。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、ティームは「精神的な戦いだったのは確かだよ。このようなレジェンドたちとの戦いはいつも何か特別だから、第2セットのタイブレークではとても固くなってしまったんだ」と話した。


「最終戦というものもとても特別だし、ニューヨークで初めてのビッグタイトルを獲った後はもう少し落ち着いていけるようになるのかもしれないと思っていたが、それは間違いだった。以前と同じように緊張して、固くなってしまったよ」


ジョコビッチとの準決勝は、最終第3セットのタイブレークで一時0-4と苦しい展開に。そのままジョコビッチが勝利するのではとも思われたが、なんとそこからティームが6ポイントを連取して逆転勝利を収めた。


ティームはその最終セットタイブレークでの一つのポイントとして、バックハンドのスライスを挙げた。


「もしあれがなかったら、僕の大きな部分が欠けていたと思う」「スライスは、僕にとって最も重要なショットのひとつだよ。実際すべてのサーフェスで、スライスを使うのが大好きなんだ。でも、ここではバウンドがかなり低い。速いサーフェスだから、特にディフェンシブなポジションからニュートラルなポジションに戻るのには最適だよ」「今日はそれがとても役に立った」


ティームはツアー最終戦決勝の舞台で、世界4位ダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのティーム
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)