マドリー戦で89分からピッチに立った久保。(C) Getty Images

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 現地時間11月21日に開催されたラ・リーガ第10節で、ビジャレアルは王者レアル・マドリーをホームに迎えた。開始2分にマリアーノ・ディアスのヘッド弾で先制を許したものの、76分にジェラール・モレーノがPKで同点弾。大一番を1−1のドローで終えている。

 マドリーからレンタル中の久保建英はベンチスタートとなり、試合終盤から途中出場。92分にGKティボー・クルトワと1対1となるビッグチャンスを迎えたものの、角度がなかったこともあり、ゴールを奪えなかった。

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 アディショナルタイムを含めても、5分あまりの出場だったことで、マドリー寄りのメディア『Defensa Central』は、ウナイ・エメリ監督の起用法を辛辣に批判。次のように糾弾している。

「エメリのクボに対する軽蔑は明白だ。マドリーに対して、彼はわずか5分しか与えられなかったが、決勝点を決めようとしていた。エメリにとって、リーグ戦でクボは重要ではない。モイ・ゴメスが彼より優先されているのは、マドリーにとって喜ばしくはない」

 ヨーロッパリーグ(EL)で活躍したにもかかわらず、ラ・リーガでは3試合連続でベンチスタートになったことにも不満があるようだ。

「クボのパフォーマンスは、プレーするたびにポジティブだ。彼はエメリが抱えている他の選手とは違う特別なプレーヤーであるにもかかわらず、それを最大限に活用していない」

 ただ、ビジャレアルは26日にELのマッカビ・テルアビブ戦が控えており、そちらでスタメン起用される可能性が高い。二足の草鞋を履くなか、ターンオーバーで出番を得ているのだが、マドリーが抱える“宝石”の扱いに不満のメディアもあるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部