秋の行楽シーズンがやってきた。

連休を利用して出かけよう、という人は多いはずだ。コロナ禍の今年は、電車やバスを避け、ドライブ旅行を楽しみたいと考えている人もいることだろう。見知らぬ土地を運転するのも、今はカーナビがあるから大丈夫と安心していると......、とんでもない落とし穴が待っていることもあるようだ。

2020年11月14日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

写真は道路脇に立てられた案内板のようだ。そこには45号線を示す進路の先に「NAVI」と書かれ、しかも大きくバツが記されている。しかも、こんな但し書きも......。

「カーナビゲーションの案内にかかわらず、国道へ進んでください。道路が狭く、すれちがいできません」

いったいこれはどういうことだろう?

Jタウンネット編集部は、投稿者のなな爺(@level_7g)さんに詳しい話を聞いてみた。

「ナビで細い道に引きずり込むの、ホント勘弁です」


なな爺(電幻開発)(@level_7g)さんのツイートより

投稿者のなな爺さんによると、ここは京都府北部に位置する宮津市、京都府道45線の道路沿いだ。11月14日に撮影したとのこと。

話題となった標識は、舞鶴方面へ向かうルートを表したもの。京都府道45線をそのまままっすぐ進むルートに「×」、国道178号に左折するルートに「○」とある。

京都府道45線は内陸部を走り、舞鶴市と宮津市を結ぶことから、舞鶴宮津線とも呼ばれている。一方、国道178号は日本海側の若狭湾の海岸線を沿うように周回している。距離的には45線を行く方が近いように見えるのかもしれない。

実際、そう案内するカーナビも多いようだ。ところが、先述したように京都府道をまっすぐ進むルートは、「道路が狭く、すれちがいできません」というのだ。

なな爺さんは、何がきっかけで、この標識に注目したのだろうか。

「案内標識の中でもネガティブ内容のものは珍しいからです(普通ならネガティブな標識は黄色い注意標識)。いつもはドラレコに記録させているのですが、今回はクルマを停めてスマホで撮る余裕があったので撮影しました」

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「困った人がたくさんいたんだろうね...」
「ナビで細い道に引きずり込むの、ホント勘弁です。道を知らないからナビお願いしているんだから......」
「すれ違い不可な生活道路を平気で走らせたりしますからな」

カーナビを信じて裏切られた経験を持つ人は、けっこう多いようだ。話題のツイートを投稿したなな爺さんも、次のような体験を教えてくれた。

「道の厳しさはともかく、制限速度が設定されていない場合があるのか、時速60キロ近いペースで計算されていて、実際に走ると2倍近い時間がかかるのは、悩みどころです(検索時に〇〇分遅いルートと表示されている方が、圧倒的に早かったり......)」

もちろんカーナビは現代の必需品の一つだ。旅行先では本当に頼りになる。でも100%信じられるかというと、必ずしもそう言い切れないときもある。

冒頭のツイートのような「カーナビを信じるな」という標識を見かけた場合は、そちらを信じた方がはるかに安心だろう。