中島啓太はフェアウェイウッドで1オンを狙ったが、左の林へ入れてパーだった(撮影:米山聡明)

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<ダンロップフェニックス 3日目◇21日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7027ヤード・パー71>
開幕前に今大会のコースセッティングアドバイザーを務める渡辺司が言っていたとおり、1オン可能な左ドッグレッグの13番パー4のティマークは、初日、2日目よりも14ヤード前に出された。
予選ラウンド2日間ではわずか1人だけが成功した1オンだが、3日目は7人が成功し、そのうち6人がバーディを奪った。3日目までに1オンのイーグルは出ていないが、近藤智弘がドライバーで右のラフに入れてから、イーグルを奪っている。
ここで各日のデータを紹介しよう。初日は左のピンに対して左からの風。ティからグリーンエッジまでは実測で284ヤードだった。1オンを狙ったのは84人中52人(61.9%)で、1オン成功者はゼロ。そして、2日目は手前から30ヤードの一番奥のピンに対してアゲインストの風が吹いており、ティからグリーンエッジまでの実測は283ヤードだった。1オンを狙ったのは84人中49人(58.3%)で、ドライバーで打った池田勇太が唯一1オンに成功。2パットでバーディを獲っている。
そして、3日目は右からのフォローの風。ティマークがティイングエリアの一番前に出されていたため、グリーンエッジまでの実測は270ヤードだった。1オンを狙ったのは64人中46人(71.9%)と割合的に多くのプロがチャレンジ。ドライバーでの1オン成功者は香妻陣一朗、時松隆光、重永亜斗夢、宮本勝昌の4人、フェアウェイウッドでの1オン成功者は池村寛世、永野竜太郎、武藤俊憲の3名で合計7人。このうち武藤だけが3パットのパーだったが、他は全員2パットのバーディだった。
最終日も実測270ヤードくらいの設定になりそうだが、果たして1オンからイーグルを決める選手は現れるのか。優勝争いとともに注目していきたい。
■ダンロップフェニックス 13番パー4の記録
1日目(実測284ヤード) 1オン狙い52人(61.9%) 成功0人
2日日(実測283ヤード) 1オン狙い49人(58.3%) 成功1人(1.2%)
3日目(実測270ヤード) 1オン狙い46人(71.9%) 成功7人(10.9%)
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