札幌市時計台

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 菅義偉首相が21日、新型コロナウイルスの感染拡大地域での「Go To」キャンペーンの見直しを表明したのを受け、北海道と札幌市はキャンペーンでの旅行予約の一時停止の検討に入る。

 札幌市内を目的地とする旅行の予約について、短期に限って停止することなどが柱となる見通しだ。

 道と札幌市は、現在の「集中対策期間」を終える27日以降に感染対策の強化を打ち出す方向で、今後具体策を詰める。

 道と札幌市は17日、道独自の警戒ステージを札幌では「4」に引き上げたが感染拡大が続き、患者を治療する医療体制も逼迫(ひっぱく)しつつある。政府のコロナウイルス感染症対策分科会が20日にまとめた提言では、札幌市は国の基準で「感染急増段階」とされる「ステージ3」にあたると名指しされた。

 菅首相は21日の政府対策本部会議で、都道府県知事と協議したうえで、感染拡大地域での「Go To トラベル」の旅行予約の一時停止などの措置を導入すると表明。菅首相から対象地域と名指しはされていないが、道は札幌市と今後の対応を検討する。

 現時点では、札幌市を目的地とした「Go To トラベル」の旅行予約の一時停止と、同市での医療体制の拡充を柱とした対策が検討される見通し。旅行予約の停止期間は1〜2週間程度と最低限にとどめ、その間に札幌での医療体制を拡充する。訪日客の激減で道内の観光業は打撃を受けており、「Go To」キャンペーンが業界を下支えしている。道は予約停止期間を短期にとどめたうえで感染を抑え、早期に予約を再開して経済への影響を抑えたい考えだ。