敗北のジョコビッチ、まさかの逆転劇に「ティームのプレーは非現実的だった」

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現地21日、男子テニスツアー最終戦の「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月15日〜11月22日/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝。世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界3位のドミニク・ティーム(オーストリア)に5-7、7-6(10)、6(5)-7で敗れ、2年ぶりの決勝進出を逃した。

この試合は両者ともにレベルの高いサービスゲームを展開し、ブレークはティームが1度成功したのみ。第3セットのタイブレークまで勝負はもつれた。そのタイブレークでジョコビッチはポイントを連取し4-0に。ジョコビッチが勝利するかと思われたが、なんとここから6ポイント連続で奪われ敗れた。


ATP(男子プロテニス協会)によるとジョコビッチはティームを称賛し、こう語っている。


「第3セットタイブレーク、4-0からの彼のプレーは非現実的だった。僕のプレーが悪かったとは思わない。実際、僕は4-1、4-2、4-5、4-6ですべてファーストサーブを打った」
※実際は1本はセカンドサーブ


「僕は4-0の位置にいて、もう少しで勝てると思っていた。でも彼が逆転した。彼は勝利に値する」「彼は0-4からすべて正しくプレーした。僕は脱帽しておめでとうと言わなければならない」


「このような敗戦でシーズンを終えるのは残念だよ。でも同時に僕はこの競技と旅、好きなことを楽しんでいる。2021年に何が起きるか見てみよう」


2年連続の決勝進出となったティームはその決勝で、世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)対世界4位ダニール・メドベージェフ(ロシア)の勝者と対戦する。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのジョコビッチ(左)とティーム(右)
(Photo by TPN/Getty Images)