御嶽海(右)を突き出し下し、13勝目を挙げた貴景勝

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 大相撲11月場所14日目(東京・両国国技館)、大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が関脇御嶽海(27=出羽海)を破って1敗を守り、2年ぶり2度目の優勝へ王手をかけた。

 立ち合いから低い姿勢で当たると、力強い突き押しで相手を一気に土俵際まで追い込んで突き出した。取組後は「今日の一番に集中して、そこだけだったと思います。一生懸命行くことしかできないので」と振り返った。

 2横綱2大関が不在の中でも1敗をキープ。いよいよ賜杯が見えてきたが「いつも通り14日間やってきたことをやるだけ」と表情を変えることなく淡々と話す。そんな牋貎預膣忰瓩了戮┐砲覆辰討い襪發里砲弔い討蓮崋分の精神力じゃないですか。それは今強くなれと言われても強くなれないし、すぐにどうこうできない」とした上で「今持っているものを発揮できたらなと思っています」と言葉に力を込めた。

 千秋楽は2敗の小結照ノ富士(28=伊勢ヶ浜)との大一番が組まれた。審判長の伊勢ヶ浜親方(60=元横綱旭富士)は「やってみないと分からない。勝てば優勝、負ければ優勝決定戦。今年最後の一番。いい割だと思う」と期待する。

 初優勝を決めた2年前とは立場が異なるが、貴景勝は「意識するならするでいいと思う。自然体で集中してやることが大事」と静かに闘志を燃やした。