札幌市役所(寺田理恵撮影)

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 札幌市は21日、同市手稲区の「手稲渓仁会(ていねけいじんかい)病院」で新たに新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。

 感染者は入院患者9人と看護師ら職員4人の計13人。複数の病棟で感染者が確認されており、市は濃厚接触者などを調査している。

 クラスターの発生を受け、同病院は緊急性のない手術や検査などを24日まで休止する。

 手稲渓仁会病院は北海道の医療を支える基幹病院の一つ。救命救急センターのある3次救急病院として、命にかかわる救急患者を道内各地から受け入れる一方、各地に医療スタッフを派遣している。

 札幌市の担当者は「病院の運営に支障が出ると、札幌市だけでなく道央の医療体制に大きな影響が生じる」と危機感を示している。

 札幌市によると、同市内では手稲渓仁会病院のほかにも、基幹病院の「北海道医療センター」など医療機関5件のクラスターが収束していない。

 北海道では、釧路・根室地域の基幹病院である「市立釧路総合病院」でもクラスターが発生している。