「ワイヤレスイヤホン」販売員が本当にほしい3機種と絶対に買わない1機種

写真拡大

―[家電屋さんのトリセツ]―

 皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が、日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。前回は「冬場に突然、パソコンが故障する意外な理由」について解説しましたが、今回はノイズキャンセリング機能つきのワイヤレスイヤフォンの中から私が「買いたい&絶対買わない機種」を皆さんにお話したいと思います。

◆家電量販店の店員が太鼓判を押すイヤホン

 そもそもノイズキャンセリングとはその名のとおり、外部の音に邪魔されずに音楽を楽しめる機能のこと。このノイズキャンセリングが搭載されたワイヤレスイヤフォンが数年前から増えてきました。

 ラインナップが充実するのは嬉しいものの、聞き慣れないメーカーの製品も多く、何を購入すればいいのか、迷ってしまう人も多いと思います。そこで、オススメのノイズキャンセリング機能つきワイヤレスイヤフォンには「これを買えば間違いない」という入門モデルを3機種選びました。

 1位はAppleの「AirPods Pro」です。実勢価格が2万6000円前後。私もiPhone用のイヤフォンとして愛用しているのですが、ノイズキャンセリングの性能はいうことなしです。

 さらにワイヤレスイヤフォンは落とすのが心配という方も多いと思いますが。AirPods Proなら別のものと同期して使える手軽さも魅力。たとえ片方を落として紛失しても、メルカリなどで購入すれば、出費を抑えながら、すぐにペアリングできます。

◆本格的に音楽を聴きたい人におすすめは?

 AirPods ProはiPhoneでの使い勝手は抜群ですが、ウォークマンなどで本格的に音楽を聴きたい人には正直、性能的に難があります。そこで音質にこだわりたい人にピッタリなのが、SONYの「WF-1000XM3」です。

 2019年7月発売の商品ですが、音質は最新の機種と比べても遜色はありません。発売当初よりも安くなっており、2万円前後で購入できるのも大きな利点です。コスパに優れた商品なので、音質にこだわりつつ、できるだけ価格を抑えたい人は、ぜひ検討してみてください。

 最新のモデルにこだわりたいなら、2020年10月に発売したBoseの「QuietComfort Earbuds」がいいでしょう。実勢価格が3万3000円前後とほかの商品と比べて高価ですが、人気音響メーカーBoseの新商品というだけあって性能は折り紙つき。

 とにかく音がいいと、周囲や購入された方の評判はすこぶるいいですね。「せっかく買うならいいものを」という方は、QuietComfort Earbudsを検討するのがいいでしょう。

◆家電量販員が教える「買ってはいけないイヤホン」

 一方で、いま買わないほうがいいと思うのが、スポーツタイプのSONY「WF-SP800」です。

 2020年6月発売のモデルなので、同じSONYのWF-1000XM3と比べると新しいのですが、音質やノイズキャンセリングの性能はWF-1000XM3に劣ります。

 実勢価格も2万円前後とほぼ同じ。これなら価格の落ちたWF-1000XM3を買うのがオススメです。もちろん、通勤用ではなく、ジムやランニングで使うなら一考してもいいと思います。

◆ネットで買える格安品には注意が必要

 また、Amazonなどで売られている、1万円を下回るようなノイズキャンセリングイヤフォンも、購入を控えたほうが懸命です。コロナ禍で減ったとはいえ、人の多い通勤時間は混線しやすく、安いものだと音がプツプツ途切れる可能性が高い。

 ECサイトの口コミも当てにならないと考えたほうが賢明だと思います。それに紛失したり、破損したりすることを考えると、アフターケアがしっかりしているメーカーの製品を選んだほうが安心です。