チチパス「かなりガッカリしているが、これが人生だ」。最終戦グループリーグ敗退で悔しさ語る

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男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月15日〜11月22日/室内ハードコート)で、グループリーグ敗退となった世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)。試合後の記者会見で、悔しさを口にした。

今大会はディフェンディングチャンピオンとして臨んだチチパス。ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、ラファエル・ナダル(スペイン)との第3戦は「正直、自分が何をしようとしていたのかさえわからない」と話した。


「アグレッシブにいこうとし過ぎて、逆に彼にフリーポイントを与えてしまった。彼自身にコート後方から激しくやられたりという事ではなかったんだけれども」「もう少し賢く、辛抱強く対応すべきだったんだけどそうはならなかったよ。必要な時に良いサーブも出せなかった。そうなってしまったからには、僕はただあそこに居るだけになってしまったんだ」


思い描いたような今シーズンの終わり方とはならなかったチチパスは「そのことにかなりガッカリしているが、これが人生だ」と、悔しさをあらわにした。


現在22歳のチチパス。今シーズンは2月の「ATP250 マルセイユ」で優勝を飾り、今年は秋開催となった9月の「全仏オープン」では初の同大会ベスト4進出を果たした。一方その全仏の準決勝で痛めた脚の状態も心配されたが、今大会の3試合を戦い抜いた。


チチパスは「ここから得られるものはいくつかあったよ」と話し、少しずつ前を向こうとしているようだ。


「ネガティブなことは忘れようと思う。だって、この世界で一体誰がネガティブなことを必要としているだろうか?物事の明るい面を見るだけだ。トンネルの出口へ行き、近いうちにもっと良いものを見たいと思っている」


(テニスデイリー編集部)


※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのチチパス
(Photo by TPN/Getty Images)