「やりたい仕事」に就いている人は約半数!やりたくない仕事でも楽しく感じる方法とは?
自分がやりたかった仕事に就いている人と、そうではない人。理想は当然前者ですが、さまざまな事情があって後者の人も大勢いると思います。実際、自分がやりたかった仕事に就けた人は、どのくらいの割合で存在しているのでしょうか?
半数近くの人はやりたかった仕事に就いているわけではない
株式会社ビズヒッツが働く男女500名を対象に実施したアンケートによると「今の仕事は自分がやりたかった仕事」と回答した人は53.0%だそう。約半数が自分の夢や希望を叶えることができていることが分かります。
やりたかった仕事がそもそもない人も一定数いるのでは?
しかし「自分がやりたかった仕事ではない」と回答した人も47.0%と半数近い数値に。自分の希望ではない仕事をしているケースは、決して少数派とはいえないようです。
では、自分がやりたかった仕事とそうではない仕事をしている人で、「仕事が楽しい」と思う割合に差はあるのでしょうか?同調査ではそれぞれ「仕事が楽しい」と感じている割合を調査したところ、結果は次の通りとなりました。
やりたかった仕事でも、楽しくない人は2割います。
グラフをみると違いは明らか。自分のやりたかった仕事をしている人は80.0%が「とても楽しい」「どちらかというと楽しい」と回答。一方やりたかった仕事ではない人はちょうど半分の40.0%にとどまっています。やはり自分のやりたかった仕事をしている人のほうが仕事を楽しめる傾向にあり、逆の人は6割の人が「楽しくない」と感じてしまうようです。
仕事が楽しいを感じるポイントは「感謝」と「仕事がうまくいく充足感」
とはいえ、自分がやりたかった仕事ではない人にもそれぞれ事情があり、簡単に仕事を変えるわけにはいかないケースも多いと思います。また、おそらく一定数は「やりたい仕事が特にない」という人もいるでしょう。そういった人が仕事を楽しむには、どうしたらいいのでしょうか?そのヒントとなりそうなランキングをご紹介します。
仕事が楽しいと思うときは?
1位 感謝されたとき……88人
2位 仕事がうまくいったとき……85人
3位 顧客や社会に貢献できたとき……40人
4位 人と関わっているとき……32人
5位 職場環境・人間環境がよいとき……24人
6位 仕事をやりきったとき……22人
7位 仕事じたいが楽しい……21人
8位 評価されたとき/上司に褒められたとき……17人
9位 ノルマや目標を達成したとき……15人
10位 人の成長を感じたとき……11人
圧倒的に多かったのは「感謝されたとき」および「仕事がうまくいったとき」。これらは自分がやりたかった仕事ではなくても、そういったことが起こることは可能なのではないでしょうか?そこで、同調査に寄せられた具体的エピソードも併せてご紹介します。
●感謝されたとき
「お客様に楽になったと喜んでもらえたり、その後の変化を教えてもらったとき」(30代 女性 セラピスト)
「お客様から『解決できて良かった』『丁寧に教えて頂いてありがとう』などの温かい感謝の言葉を頂いたとき(40代 男性 PCのユーザーサポート)
●仕事がうまくいったとき
「お客様の要望を実現し、次の仕事につなげたとき」(40代 男性 システムエンジニア)
「自分の考えがそのまま通り、スムーズに図面が仕上がったとき」(50代 男性 設計事務所)
自分がやりたかった仕事ではなくても、まずは仕事で結果を出す。それによってお客さんや上司から感謝されたり、仕事がうまくいった充足感で「仕事が楽しい」と思えるようです。
どんな仕事でもやりがいを見出すことはできます。
【調査概要】
調査主体:株式会社ビズヒッツ
調査対象:全国の働く男女
調査人数:500人(女性292人/男性206人/未回答2人)
調査期間:2020年10月17日〜10月19日
調査方法:インターネットによる任意回答