英国内でサッカーと認知症の関連性を巡る議論…ルーニーはヘディング制限を支持

写真拡大

 イングランドではサッカー競技と認知症の関連についての議論が交わされている。イギリス紙『BBC』や『デイリー・メール』など複数メディアが伝えている。

 2019年の研究によるとサッカー選手は一般人と比較して3.5倍ほど認知症の認知症リスクを抱えているとされる。1966年のワールドカップ優勝メンバーである元イングランド代表MFノビー・スタイルズ氏は晩年に認知症に苦しみ、先月末に逝去。同氏の家族はフットボールにおける認知症リスクというスキャンダルには対処の余地があると声明を発表している。また同じく優勝メンバーで同国史上最高の選手とも称されるボビー・チャールトン氏も認知症を患っている。

 多くの人々は若い時期にサッカーをプレーし、60〜70代になってから認知症を発症するため、両者の直接的な因果関係は検証が難しいが、近年話題のヘディングの制限には前向きな意見がある。元イングランド代表FWウェイン・ルーニーは「次世代の人々が認知症で亡くなるのを防ぐためにも、明らかに何かを変える必要がある」とし、「どうしてこのようなことが起こっているか解明されるだろうけど、トレーニングで頭にボールを触れないことは10〜15年長く生きることにつながるのではないか」とコメント。自身の長男はアメリカでサッカーをやっていた際にヘディング制限があったことを例に挙げながら持論を展開している。

 今年1月からスコットランドでは12歳以下のヘディング練習が禁止された。今後サッカー界の対応に注目が集まるところだ。