新興EVメーカーのNIO、第3四半期決算は2・5倍増収 

北京モーターショー2020の上海蔚来汽車(NIO)のブースで展示された電気自動車のスポーツカー。(10月4日撮影、北京=新華社記者/鞠煥宗)

 【新華社北京11月20日】中国の新興電気自動車(EV)メーカーの上海蔚来汽車(NIO)が18日発表した第3四半期(7〜9月)決算は、売上高が前年同期比2.5倍の45億2600万元(1元=約16円)、純損益は11億8790万元の赤字だったが、赤字額は前年同期より53.5%縮小した。

 創業者の李斌(り・ひん)氏は技術研究開発について、第2世代技術プラットフォーム「NT2.0」の開発を加速させているとし、その中核が業界トップクラスの量産型自動運転システムであることを明らかにした。

 第3四半期に納車した1万2206台のうち、多目的スポーツ車(SUV)「ES8」が3530台で28.9%を占め、コンパクトSUV「ES6」が8660台で70.9%を占めた。「ES8」は今年4月の発売以来、納車に占める割合が高まり続けている。

 粗利益率は自動車販売が14.5%、全体では12.9%となり、今年に入ってから累計20ポイント上昇した。納車台数の最多更新が続いたこと、経営の効率化が進んだことが粗利益率の大幅な改善につながったとみている。

 販売費・一般管理費は9億4千万元で、1台当たり7万7千元と前年同期より68.2%減少した。

 李氏は第3四半期の業績について、営業赤字が9億4600万元に縮小し、第2四半期(4〜6月)より18.4%、前年同期より60.7%減ったと説明。また、キャッシュフローが再びプラスになったとして、通年で営業キャッシュフローの黒字化を実現できるとの自信を示した。

 第4四半期(10〜12月)の納車台数は1万6500〜1万7千台と予測。売上高は62億5870万〜64億3580万元と、第3四半期より38.3〜42.2%増加するとの見通しも示した。