新型コロナのマスク生活が定着し、女性向け化粧品が売り上げを落とすなか、反対に盛り上がりを見せているのが男性向けコスメ市場だ。男性向けファンデーションの市場規模は、昨年1〜9月(2019年)は2700万円だったのが、今年(2020年)の同期間は約8倍の2億1400万円と急成長している。

東京・渋谷ロフトには、ファンデーション、ネイル、コンシーラーなど男性向けコスメ約500点が並んでいる。売れ筋は、メイクしていることがバレにくい商品。一見するとグレーのリップクリームのようだが、唇に乗せるとピンク色になるリップが人気だという。また、ニキビ跡やひげの剃り跡をカバーするためのベースカラーも売れている。彼女と買い物中の20代男性は「眉は自分で描くようにしています」、別の20代男性は「出かける時に肌の調子が悪ければファンデーションを使う」と話していた。

授業や打ち合わせ、画面に大きく映る顔を意識か

なぜ、いまメンズコスメなのか。20歳の男子学生は「マスクをしていると鼻の下にニキビができやすい。肌荒れしやすくなった」。別の20代の男子学生も「オンライン授業で顔が出るので、肌に気を遣うようになった」という。資生堂「UNO」の開発担当の林詩遥子さんは「コロナが後押しになっている。オンラインでの打ち合わせが多くなり、画面に自分の顔が大きく映し出されることで気にする方が増えています」と話していた。

トラウデン直美(モデル)「私のまわりでも、『実はコンシーラー塗っているんだ』という男友だちがいて、一般的になってきていると感じます。(男性の化粧に)私は抵抗ないですね」

司会の加藤浩次「男性がここに一歩足を踏み入れると、止まらないですよ。僕もこれからアイラインを入れようかな」