【全国映画動員ランキング 1~10位】今週なに観る?トップ10はアニメが過半数を占める(11/14-11/15)
全国映画動員ランキング発表!(11/14-11/15)
興行通信社が2020年11月14日、15日の全国映画動員ランキングを発表しました。公開から1カ月になる『鬼滅の刃』は好調をキープ。そのほか綾野剛と北川景子が主演を務めるクライム・サスペンスなど新作もランクインしています。
10位『パウ・パトロール カーレース大作戦 GO! GO!』
キッズに大人気のアニメ番組『パウ・パトロール』の劇場版が初登場10位にランクインです。
世界160以上の国と地域で放送され、日本でも2019年4月に放送がスタートした『パウ・パトロール』の劇場版です。“レスキュー・アクション・アドベンチャー”をテーマに、アドベンチャー・ベイの街の安全を守るべく7匹の子犬が結成したチーム“パウ・パトロール”の活躍が描かれます。
みんなが待ちに待ったカーレース“アドベンチャーベイ・グランプリ”決勝戦がスタート。パウ・パトロールはマシンの整備をするピットクルーとしてレース中のトラブルの対応に当たる。しかし、そこに何やらよからぬことを考える市長とニャンパトロールが現れて……
9位『モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け』
“モンスト”劇場版第3弾は先週6位から9位に。
2013年にスマートフォンアプリとして始まり、ゲームの枠に収まらず、動画やリアルイベントなどを展開し、さまざまな分野で人気を呼ぶ『モンスターストライク』の劇場版アニメーションです。
今回は数多くのキャラクターの中から、ルシファー、アーサー、ソロモン、ノア、パンドラの5人が中心となり、熱いバトルストーリーを繰り広げます。『名探偵コナン』劇場版シリーズや、アニメ版『GODZILLA』3部作などを手がけてきた静野孔文が監督を務め、日笠陽子、水樹奈々、内田真礼らが声を演じています。
危機に瀕した“ストライク・ワールド”は、オラゴンと5人のヒーローの活躍で平穏を取り戻す。しかし、平和は長く続かず、再び同地は戦場と化し、この事態を知って駆けつけたオラゴンを敵がいきなり襲撃。その敵はともに世界を救ったはずのルシファーだった。
8位『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』
中国で大ヒットしたアニメ作品『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』は先週と変わらず8位に。
本作は2011年に動画サイトに投稿され人気を博し、その後、劇場版が制作され、中国国内での興行収入は約49億円を記録した話題作です。
日本では2019年9月に字幕版が公開されており、今回はアニプレックスの制作で日本語吹替版が公開されました。声の出演は、花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏ら。
人間たちの開拓によって、森の中にあった家を破壊されてしまった猫の妖精・羅小黒“ロシャオヘイ”。すみかを失った羅小黒は、それ以来あちこちを放浪することとなった。やがて羅小黒は、人間の無限と出会い、人間や人間社会について学び信頼関係を築いていく。
7位『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
公開9週目に入った『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は先週10位から7位にランクアップです。累計では、動員128万人、興収18億円を突破しています。
本作は、2018年にTVシリーズが放送され、情感溢れる世界観と美しい物語で大きな話題となった作品の劇場版。戦争で両腕が義手となった少女が、手紙の代筆業を通じて人々の心に触れ、愛という感情を知り、大切な人への思いを抱えながら生きていく様が描かれます。監督はTVシリーズも手掛けた石立太一、声の出演は石川由衣、浪川大輔。
多くの人々に深い傷を追わせた戦争の終結から数年。世界は平穏を取り戻し、人々も前向きになりつつあった。戦争に参加して両腕を失い、義手となったヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大切な人への思いを抱えながら生きている中、一通の手紙を発見する。
6位『きみの瞳(め)が問いかけている』
横浜流星と吉高由里子のダブル主演で展開する純愛物語は、先週3位から6位に。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の三木孝浩監督が手掛ける本作は、悲しい過去を抱える男女が紡ぐ無償の愛を描いた純愛ストーリーです。共演は、町田啓太、野間口徹、田山涼成、森矢カンナ、風吹ジュンら。
事故で視力と家族を失った明香里。彼女は、将来を有望視されていたキックボクサーだったが、ある事件をきっかけに心を閉ざしていた篠崎塁と出会う。ふたりは次第に惹かれ合うが、篠崎は自分の過去と明香里が失明した事故の関係性を知り、あることを決意する。
5位『映画プリキュアミラクルリープ』
3世代のプリキュアが大集合し危機に立ち向かうシリーズ最新作は、先週4位から5位に。
『ヒーリングっど・プリキュア』『スター☆トゥインクルプリキュア』『HUGっと!プリキュア』のキャラクターたちが大活躍。監督は『ワンピース』のシリーズディレクターを務めた深澤敏則、脚本は『プリキュア』を長年書き続けている村山功。
ある日、花寺のどかの前に、謎の敵リフレインに追われる精霊ミラクルンが現れる。ミラクルンを助けるためプリキュアたちが集まり危機を脱するが、リフレインの能力で時間を戻されてしまう。プリキュアたちは時間を取り戻すため、協力してリフレインに立ち向かう。
4位『魔女見習いをさがして』
『おジャ魔女どれみ』20周年記念の劇場版が初登場4位にランクインです。
1994年から4年間放送されたTVアニメ『おジャ魔女どれみ』シリーズの20周年を記念して製作された劇場版です。
TVシリーズの始まりの場所“MAHO堂”で3人のヒロインが出会い、大人になって忘れてしまった大切な何かを取り戻す旅に出る様を描きます。声の出演は森川葵、松井玲奈、百田夏菜子ら。佐藤順一監督、関弘美プロデューサー、総作画監督の馬越嘉彦らオリジナルスタッフが再集結。
帰国子女で会社員のミレ、教員志望の大学生ソラ、フリーターのレイカ。年齢も悩みもまったく異なる3人は、MAHO堂の前で出会う。彼女らは、“どれみ”にゆかりのあるさまざまな土地を巡る旅に出ることになり、大人になって忘れた大切な何かを探すことに。
3位『罪の声』
小栗旬と星野源のダブル主演作は、先週2位から3位に。
原作は、第7回山田風太郎賞を受賞した、塩田武士による同名小説です。昭和最大の未解決事件をモチーフに、新聞記者と事件関係者の男性が事件に翻弄されていく様が描かれます。
共演は松重豊、古舘寛治、市川実日子ほか。土井裕泰が監督を務め、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や『MIU404』の野木亜希子が脚本を担当。
昭和最大の未解決事件の真相を追う新聞記者の阿久津は、犯人グループがなぜ脅迫テープに男児の声を吹き込んだのか疑問に思っていた。同じ頃、曽根は自分の幼い頃の声が録音されているカセットテープを見つける。そのテープの声は脅迫テープの声と同じで……
2位『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』
綾野剛と北川景子が挑む衝撃のクライム・サスペンスは初登場2位に。土日2日間で動員10万2000人、興収1億3600万円を記録しています。
中山七里による同名小説を深川栄洋監督が映画化。凸凹コンビの刑事ふたりと、安楽死を手口とした連続殺人犯の攻防戦を描きます。共演は岡田健史、前野朋哉、青山美郷、石黒賢ほか。
終末期患者の連続不審死事件の捜査に乗り出した、敏腕刑事・犬養と高千穂。ふたりは、依頼を受けて患者を安楽死させる“ドクター・デス”と呼ばれる医者の存在に辿りつく。そんな“ドクター・デス”に、腎臓病を患う犬養の一人娘が安楽死の依頼をしてしまう。
1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
公開5週目の『鬼滅の刃』は、土日2日間で動員114万7000人、興収15億2200万円を記録。
公開から1カ月の累計は動員1750万人、興収233億円を突破しており、歴代興収ランキングは現在、5位。4位『君の名は。』(250.3億円)、3位『アナと雪の女王』(255億円)にどこまで迫るのか注目です。
アニメ最終話に続く舞台“無限列車”で繰り広げられる炭治郎やその仲間たちと鬼の攻防戦を描く本作。TVアニメ版から続投の花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、平川大輔ら豪華声優陣が出演。監督も引き続き、外崎春雄が務めています。
蝶屋敷での修業を終えた炭治郎、善逸、伊之助。彼ら一行は禰豆子を連れ、短期間に40人以上が行方不明になっているという“無限列車”に到着する。そこで、鬼殺隊最強の剣士“柱”のひとり煉獄杏寿郎と合流した炭治郎らは、無限列車に巣くう鬼に立ち向かう。
全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ 11/14-11/15)
1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
2位『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』
3位『罪の声』
4位『魔女見習いをさがして』
5位『映画プリキュアミラクルリープ』
6位『きみの瞳(め)が問いかけている』
7位『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
8位『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』
9位『モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け』
10位『パウ・パトロール カーレース大作戦 GO! GO!』
今週末は『家なき子 希望の歌声』『エイブのキッチンストーリー』『STAND BY ME ドラえもん2』『泣く子はいねぇが』『ばるぼら』『フード・ラック!食運』『Mank/マンク』などが封切られます。