ゴールを決め称えあう(左から)南野、柴崎、久保。(C)Getty Images

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 11月13日に行なわれた日本代表対パナマ代表は、南野拓実がPKから奪ったゴールで森保ジャパンが1-0と勝利を収めた。白熱の一戦は韓国でも報じられている。

 先発メンバーには、今回が代表復帰となった長友佑都、橋本拳人や、注目の久保建英も名を連ねた日本代表だが、前半は攻撃の形を作り切れず、スコアレスで折り返す。ただ後半は遠藤航を投入し、攻撃にリズムが生まれ出すと61分。久保のスルーパスに反応した南野がペナルティエリア内で相手に倒され、PKを獲得する。これをエース自らゴール中央に沈め、均衡を崩した。

 その後、相手GKの退場などもあり、余裕を持った試合運びを見せた日本は、追加点こそ奪えなかったが、きっちり無失点でゲームを締め、2020年2勝目を飾っている。

 この戦いに大手新聞社『朝鮮日報』では、マッチレポートのなかで「南野が決勝ゴールを奪い、海外組のプライドを守った」と表現。また、久保から南野の流れで先制点が生まれたことに対し「南野と久保は良い呼吸を見せた」と伝えている。
 
 ただ一方で、現在日本代表と同じオーストリアで代表合宿を行なっている韓国代表からはここにきて心配なニュースが飛び込んできた。

 13日に行なわれた検査の結果、チョ・ヒョンウ(蔚山現代)、イ・ドンジュン(釜山アイパーク)、クォン・チャンフン(フライブルク)、ファン・インボム(ルビン・カザン)の4選手とコーチングスタッフ1名が新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出てしまったという。5名はいずれも現時点で無症状ということだが、日本も戦うメキシコとの親善試合は「中止も検討している」としている。

 同地で合宿を行ない対戦相手も同じというなかで、感染症の一件も相まり、今回の遠征では“隣国”の情報はいつも以上に気になるところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部