「胸の谷間が見えすぎる」匿名の批判にニュースキャスターが反論
コリ・シダウェイは、長年カナダでニュースキャスターとして活躍。しかし、彼女は今まで多くの視聴者から批判を受け取ってきたという。
『Today』に「今までも身体についてのメッセージが多く届いた」と話したコリ。先日は、“Vancouver Island Cleavage Patrol(バンクーバー島の胸の谷間パトロール)”と名乗る人物から、こんなメッセージが届いたという。
This screenshot was sent to me and my colleagues in an attempt to shame and police my body. Well, I’m taking my power back.To the nameless computer warrior(s) who try to reduce women into an outfit or a body part - this generation of women, doesn’t stand for harassment👩🏼🤝👩🏻✌🏻 pic.twitter.com/fgGySbVTYy
— Kori Sidaway (@korisidaway) September 7, 2020
「胸の谷間が見えすぎると、ニュース番組が台無しになります」「添付の2枚の写真は、視聴者が見ているとあなたが思うものと、実際に私たちに見えているものです」
そうして届いたのがコリの番組出演中の写真と、色や形は似ているものの実際よりもかなり深いVネックを着た女性の写真。コリは普段、こういったメッセージを受け取った際には、個人で返信をしているというけれど、今回はTwitterで返信。
「このスクリーンショットは、私に身体のことで恥をかかせるために、私と同僚に送られてきました。私はもう、力を取り戻しています」
「ネット上で、女性の服装や体型を変えようとしている名もない人たちへ。私の世代の女性たちは、そんなハラスメントにはもう我慢できません!」
このツイートには、「女性を代表するヒーロー!」「服装や体型で判断してほしくない」といった温かい言葉や同じような体験をした人の話が多く集まり、コリは「ひとりじゃない」とパワーをもらったという。
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また、トロントで司会者やジャーナリストとして活躍するカミラ・ゴンザレスもこう返信。
「2週間前に『まともな男性は、短い丈のトップスを見たいわけじゃない。本当に悪趣味。目を覚まして、やるべき仕事をきちんとやってほしい』という手描きのメッセージを匿名で受け取りました。こうしたことが、カナダ全体に広がっているなんて聞きたくないです」
さらに元ニュースキャスターのタマラ・スタナーズは、こうコメントした。
「私がキャスターをやっていた90年代、いつも長袖を着るように言われていたんです。二の腕が見えると“挑発的”だという理由で…!」
コリは、こういったハラスメントが内面化してしまわないように、発信していくことが大切だと考えているという。
「この問題は、本当に色々な場所で起こっているんです」
「次の世代のことを考えると、もうこんなことは経験してほしくないんです。問題ない、なんてことはないと思っています」
自身の経験から、女性をエンパワーするコリ。人を見た目で判断しないという彼女のメッセージは、多くの人に届いているはず。