一塁を守ったソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】

写真拡大

栗原の捕手など守備パターンを複数テスト「一度やっておくと違うかな」

 ソフトバンクは12日、14日からの「パーソル クライマックスシリーズ パ」に向けて本拠地PayPayドームで全体練習を行った。この日も紅白戦を実施し、工藤公康監督は、練習の間も選手たちに細かな指導をしたり、トレーナーやコーチ陣に選手の状態を確認したりと積極的に動き回っていた。

 CS開幕の前日となる13日は軽めの練習が予定されており、本格的な練習はこの日が最後。サインプレーの確認などにしっかりと時間を割いた。予定していた紅白戦2試合を終え、本格的にメンバーの絞り込みをすることになるが、工藤監督は「今、コーチの皆さんがしっかり考えてくれています」とした。

 この日の紅白戦では松田宣浩に一塁を守らせたほか、内野の二塁、三塁、遊撃の守備をイニングを追って入れ替えた。栗原陵矢に途中からマスクを被らせ、バレンティンやデスパイネにも外野守備につかせるなど、あらゆる守備パターンを積極的に試した。

「試せるところは試していきたかった。ノックだけではなく、試合の中での打球の処理などを肌で感じてくれたらと思いました」と工藤監督。さらに「短期決戦では、早めに仕掛けないといけなくなる可能性もある。動かせる範囲の中で動かしてみたかった。雰囲気とか(ポジションから見える)景色とかも変わってくるので、一度やっておくと違うかなと思います」と続けた。

 4回から一塁を守った松田の守備機会は長谷川勇也の内野フライ処理と海野隆司のライナー処理だけ。ライナー処理では捕球の後にわざとらしくスライディングして、自分で「熱盛!」と叫ぶなど、守備位置が変わってもマッチらしさは相変わらず。指揮官も「最後のスライディングは余計でしたが、よく動けていると思います。みんなに『それ(スライディング)いらん、それいらん』と言われてましたけど」と笑っていた。

 また紅組の先発として登板し、2イニングを打者6人で終えた武田翔太に関して「武田君は良かったですよ。逆球は結構ありましたけど、いいところにいけば打ち取れるので。ああいうピッチングができれば中(中継ぎ)としても使える。いいアピールになったと思います」と評価。同じく2イニングを無失点で終えた松本裕樹を含めて「あとはどこに入れていくかですね」と、勝ちパターンへの繋ぎとしての役割を匂わせた。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)