東京応化工業(4186)、記念配当の実施による「増配」を 発表し、配当利回り2.45%に! 2020年12月期は設立 80周年記念配当で前期比30円増の「1株あたり150円」

東京応化工業は、2020年12月期の期末配当で、「1株あたり30円」の”設立80周年記念配当”を実施すると、2020年11月11日の15時に発表した。これにより、東京応化工業の配当利回り(予想)は1.96%⇒2.45%にアップし、”3期連続増配”を達成する見通しとなった。
東京応化工業は2020年12月期の配当予想を、中間配当(6月・権利確定済み)が「普通配当60円」、期末配当(12月)が「普通配当60円+記念配当30円=90円」、合計の年間配当額を「1株あたり150円」に修正すると発表した。
年間配当額の前回予想は、普通配当のみの「1株あたり120円」だったので、記念配当の実施によって前回予想から「30円」の増配となる。今回の増配発表により、東京応化工業の配当利回り(予想)は1.96%⇒2.45%にアップした。
また、東京応化工業の2019年12月期の配当は「1株あたり120円」だったので、前期比でも「30円」の増配となる。
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東京応化工業は2020年10月25日をもって「設立80周年」を迎えたことから、期末配当(12月)において「1株あたり30円」の”設立80周年記念配当”を実施するとしたため、年間配当額は前回予想比および前期比で「増配」となった形だ。
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東京応化工業の過去10期の配当の推移は?
■東京応化工業(4186)の過去10期の配当の推移 | ||||
期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
2012/3 | 34円 | 2017/3 | 64円 | |
2013/3 | 44円 | 2017/12 | 64円 | |
2014/3 | 52円 | 2018/12 | 96円 | |
2015/3 | 60円 | 2019/12 | 120円 | |
2016/3 | 64円 | 2020/12 | 150円 (予想) |
東京応化工業は2018年12月期以降、連続増配を継続しており、2020年12月期の予想配当「1株あたり150円」が予想通り実施されれば、”3期連続増配”を達成することになる。ただし、2020年12月期の普通配当は「1株あたり120円」の予想なので、「1株あたり30円」の記念配当がなければ前期比で「横ばい」となっていた点には注意が必要だろう。
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また、東京応化工業の配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2017年12月期から2020年12月期までの3年間で、東京応化工業の年間配当額は「1株あたり64円」から「1株あたり150円」まで、2.3倍に増加することになる。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、東京応化工業の株価は2017年12月の終値4865円から2020年10月に記録した年初来高値6420円まで、1.31倍に上昇している。なお、本日(2020年11月11日)の終値は6120円なので、2017年12月の終値から1.25倍に上昇した水準で推移している。
■東京応化工業(4186)の株価チャート/月足・10年
東京応化工業の配当利回りは?
東京応化工業の2020年11月11日時点の株価(終値)は6120円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※東京応化工業の配当利回り】
株価:6120円
年間配当額:中間60円+期末90円=150円
配当利回り:150円÷6120円×100=2.45%
東京応化工業の配当利回りは2.45%。2020年10月の東証1部の平均利回りは2.10%(配当実施企業のみ)なので、東京応化工業の配当利回りは「やや高め」と言える。なお、東京応化工業は株主優待を実施していない。
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東京応化工業は、半導体や液晶ディスプレイの製造に必要なフォトレジストなどの化学薬品の製造・販売が主軸の会社。エレクトロニクス機能材料や高純度化学薬品といった材料のほか、関連装置の提供もおこなっている。2020年12月期(通期)の連結業績予想は、売上高8.6%増、営業利益44.6%増、経常利益45.3%増、親会社株主に帰属する当期純利益77.4%増と好調(すべて前期比)。
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■東京応化工業 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
化学 | 4186 | 東証1部 | 150円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
6120円 | 100株 | 61万2000円 | 2.45% |
【※東京応化工業の最新の株価・配当利回りはこちら!】 | |||
※株価などのデータは2020年11月11日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |