巨人の坂本勇人選手

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● 巨人 3 − 5 ヤクルト ○

<24回戦・東京ドーム>

 巨人の坂本勇人選手(31)が8日、本拠地開催のヤクルト戦に「3番・遊撃」で先発出場。初回の第1打席に左翼線二塁打を放ち、史上53人目となる通算2000安打を達成した。

 二塁ベース上で両手を突き上げた坂本は「ほっとしました。焦りではありませんが早く打ちたいという気持ちがあったので1打席目に決められて良かったです」とコメント。中島宏之と山田哲人から花束を受け取り、記録達成の喜びを噛み締めた。

 坂本は試合後のインタビューで「朝起きてから食欲もなくて、きょう一日緊張してた」と明かしつつ、「1打席目にヒットが出たので、そこからは力が抜けて良いバッティングが出来たと思います」と、終わってみれば一発含む3安打1四球の全打席出塁。観客動員の上限緩和を受けて詰めかけた3万1735人のファンの前で“2000安打は通過点”と言わんばかりに快音を響かせた。

 7回にはイチローさんの引退試合を彷彿とさせる守備位置についてから退く原監督の演出もあり、万雷の拍手を受けて一塁ベンチへ。「僕が想像してた以上に球場のファンの皆様が期待をしてくださっていたので、あの雰囲気というのは一生忘れないと思います」とファンとともに迎えた記録達成の瞬間を、安堵の表情で振り返った。

 「31歳11カ月」での2000安打到達は最年少記録とはならなかったものの、右打者に限れば史上最年少の偉業だ。坂本は「高校の恩師である金沢監督、そしてプロに入って僕を若いときから使ってくださった原監督、そしてファンの皆様に感謝の気持でいっぱいです」と感謝の思いを述べた。

 次なる目標を問われると、“通算3000安打”ではなく「チームとして昨年の悔しい気持ちがありますので、絶対に日本一になってファンの皆様と喜びあいたい」と力強く宣言。11月21日から始まる日本シリーズへの意気込みでインタビューを締めくくった。