「63」の猛チャージを見せた笹生優花 今季4度目のトップ5フィニッシュだ(撮影:鈴木祥)

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<TOTOジャパンクラシック 最終日◇8日◇太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)◇6554ヤード・パー72>
優勝スコアはトータル19アンダー、2桁アンダーが13人とバーディ合戦となった「TOTOジャパンクラシック」。最終日のベストスコアを叩き出したのは9バーディ・ノーボギーの「63」で回ったルーキー・笹生優花だった。優勝こそ届かなかったものの、この猛チャージでトータル16アンダーまで伸ばし、2位フィニッシュを決めた。
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「63」は自己ベストタイ。それでも泰然自若を貫くのが笹生流だ。「今日は特にやばいことをしていないです。いいも悪いもなく普通にラウンドしていました」と淡々。一時は首位を走る申ジエ(韓国)に追いついたが、「スコアの差や自分の順位は見ていなかったです。『優勝あるかも』とも思わなかったです。20%くらいプレーオフになるかと思いましたが、相手はとても尊敬しているジエさんなので」と優勝は考えていなかったという。
一方のジエは優勝会見で猛追してきた19歳の印象をこう語った。「富士通レディースで一緒に回らせてもらいましたが、とても印象強いです。ショットが上手いしパワーもある。自分のゴルフに自信がある感じがしますね」と好評価。「(32歳の)私よりもちょっと若いですが(笑)、アメリカに行くのをとても期待しています」と冗談を交えつつエールを送る。
そんな元世界ランク1位が笹生の姿に重ねたのが、これまた元世界1位。「感覚がいい選手だと思うので、私がアメリカでプレーしていた時のヤニ(ツェン)を思い出しますね。彼女のゲームにヤニを見ました。これからの勝負がまた楽しくなると思います」と台湾が生んだスーパースターに重ねた。
そうやってお互いをリスペクトしあう19歳の若き大砲と32歳のテクニシャン。この日は32歳が先輩の意地とばかりに終盤のイーグルで勝利を決めたが、次はどんな名勝負が生まれるのか。(文・秋田義和)

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