カディス戦でともにピッチに立った武藤(左)と乾。 (C)Getty Images

写真拡大

 現地時間10月30日に行なわれたラ・リーガ第8節で、乾貴士武藤嘉紀が所属する11位のエイバルが、昇格組ながら6位と大健闘を見せているカディスとホームで対戦。0−2で敗れ、4試合ぶりの黒星となった。

 乾は4-2-3-1の左サイドハーフで、フィールドプレーヤーでは唯一の8試合連続の先発出場。武藤は前節に続いてベンチスタートとなった。

 好調の乾は33分、右サイドからのクロスにドンピシャのヘッドで合わせるも、至近距離からのシュートはGKレデスマに防がれる。

 迎えた36分、エイバルは中盤でのボールロストからカウンターを受け、クロスに合わせたネグレドのヘッドで、先制点を献上。さらにその3分後にも、1点目と同様にMFディオプがボールを失い、再び速攻からサビン・サンチェスに決められ、あっという間にリードを広げられる。

 2点のビハインドで折り返したエイバルは、ハーフタイムに二枚替え。乾とディオプを下げて、FWセルジ・エンリクとMFエスポーシトを投入する。乾は4-4-2へのシステム変更の“犠牲”になった形とはいえ、悔しい前半のみでの交代となった。

 後半に入って攻勢を強めたエイバルだったが、なかなかチャンスを作り出せない。82分には最後の切り札として武藤を投入。短い時間で攻撃を活性化するも、王者レアル・マドリーも完封したカディスの堅牢を最後まで打ち破ることはできなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】スペインメディアも称賛!乾貴士が披露したキレキレドリブルはこちら