エマニュエル・マクロン仏大統領の発言を受けて行われた抗議デモ。バングラデシュ・ダッカで(2020年10月27日撮影)。(c)Munir UZ ZAMAN / AFP

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【AFP=時事】バングラデシュ北部の町ブリマリ(Burimari)で29日、コーラン(イスラム教の聖典)を冒涜(ぼうとく)したとされる男性(35)が、群衆にリンチ(私刑)にかけられ、撲殺された。警察が明らかにした。

 警察によると、モスク(イスラム礼拝所)でコーランを踏みつけたとされる2人を拘束し、町役場で保護していたが、押し寄せた1000人超の群衆に身柄を奪取された。1人は撲殺されて路上で遺体を焼かれ、もう1人は負傷したものの、逃げのびた。

 警察は騒ぎを収めるためにショットガンで実弾を17発撃ったが、群衆を阻止することはできなかった。町役場も放火されたという。

 イスラム教徒が多数を占める国々では、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領の発言への反発から抗議デモが相次いで発生。バングラデシュの首都ダッカと港湾都市チッタゴン(Chittagong)では今週、反フランスデモが行われ、数万人が参加した。30日の金曜礼拝後にもさらなるデモが予定されている。

【翻訳編集】AFPBB News

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