女優の大竹しのぶが、フジテレビ系月9ドラマ『監察医 朝顔』(11月2日スタート、毎週月曜21:00〜)に出演することが30日、明らかになった。11月30日放送の第5話から登場し、これが月9初出演となる。

大竹しのぶ=フジテレビ提供


大竹が演じるのは、朝顔(上野樹里)の母・里子(石田ひかり)が生まれ育った東北の海沿いの街で、大衆食堂を営んでいる奥寺美幸。美幸が作る料理は、いずれも素朴で優しく、地元の人から“おふくろの味”として大いに愛されており、朝顔の祖父で里子の父である嶋田浩之(柄本明)も常連の1人だ。

これまで朝顔も平(時任三郎)も美幸とはまったく接点がなかったが、ひょんなことから美幸の存在を知ることになり、やがて3人は大きく関わっていくことになる。

「樹里ちゃんとも、さぶちゃん(時任)とも久し振りの共演でうれしいです。スタッフの方たちも本当に温かくて、良いチームだなと1日目から感じました」という大竹。「素晴らしいチームの仲間入りをさせていただいて、撮影が本当に楽しいです。ささやかに生きている美幸さんの出演自体は、それほど多くはありませんが、見てくださっている方の心に残るようなお芝居ができるように頑張ります」と意気込んだ。

金城綾香プロデューサーは「悲しみを抱えながらギリギリのところで自分を奮い立たせて、今日も東北で生きている方をドラマで表現したいと考えたときに、最初に頭に浮かんだのが大竹しのぶさんでした。物語の中盤以降、美幸という役が朝顔さんと平さんを揺さぶっていきます。大竹さんの筆舌に尽くしがたいお力によって、美幸という役の悲しさが温度を持って目の前に現れた時には、撮影現場でこみ上げてくるものがありました。今後、上野樹里さん、時任三郎さん、柄本明さんといろんなシーンでご共演があります。早く視聴者の方にご覧いただきたいです」と話している。



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