Twitter、Instagram、LINE、Facebookーー皆さんはどのSNSを使っていますか? 全部、という人も珍しくないでしょう。ではTikTokはどうでしょうか。「インストールしてみたけどよくわからなかった」「女子高生が踊ってる動画に興味はない」などの理由で利用していない人が多いのでは。でも、TikTokはこの数年で大きく進化を遂げていて、大人でもとても魅力的なSNSに進化しています。本記事では、そんなTikTokの「今」とその魅力についてお伝えします。

 

世代が拡がっているTikTok

「TikTok(ティックトック)」は、最大15秒(一部のユーザーは60秒)の短尺動画を共有するサービスです。国内では2017年にスタート、2018年にはマイナビティーンズの「2018年10代女子が選ぶトレンドランキング」に入賞したことで、「TikTokはダンス好きの女子高生が大好きなアプリ」というイメージが付きました。

 

しかし、その後ユーザー層は広がり、30〜40代の人もTikTokを楽しむように。国内では2019年にMAU(月間アクティブユーザー)が950万を越えています。

 

ユーザー層の拡がりに伴って、投稿されるコンテンツも変わってきました。2018年は自撮りが中心で若い女性のダンスがメインでしたが、2019年からお笑いやエンタメ、動物、赤ちゃんに関する動画も投稿されるようになり、2020年にはHOWTOや日常の一コマ、生活情報の動画が人気となっています。つまり、ジャンル的には何でもあり。「あるある」動画を見てクスッと笑いたいとき、かわいい猫を見たいとき、おいしいハイボールの作り方を知りたいとき、スポーツの凄技を見たいとき、TikTokを開けばすぐに楽しめるのです。

↑TikTokの「トレンド」には楽しそうな動画がいっぱい

 

ハッシュタグチャレンジでいつも新鮮

そしてTikTokには、ユーザーを飽きさせない仕掛けがあります。そのひとつが、「ハッシュタグチャレンジ」。常にTikTokがイベントを企画しているため、新たな動画がユーザーによってどんどん生まれます。

 

2020年9月に行われたハッシュタグチャレンジ「#ポップコーンデュエット」は、ブルーノ・マーズやセイレム・イリース、ナオト・インティライミなどの人気ミュージシャンとデュエットする企画で、開始一か月で2億再生を突破しました。これは、人気ミュージシャンがあえて歌詞の一部を歌わずに歌唱動画を投稿し、ユーザーがTikTokのデュエット機能を使って空白部分を歌って動画を作成できる企画です。チャレンジ名の由来は、ポップコーンのように歌詞の一部がはじけ飛んでいることだそう。

 

デュエットしたい動画を再生して、「デュエット」ボタンをタップするだけで相手と自分が一緒になった動画を作成できるなら、試してみたくなりますよね。こうしたTikTokの技術の高さがユーザーを飽きさせないもうひとつの理由なのです。

↑「#ポップコーンデュエット」はミュージシャンとデュエットできる

 

気の利いた「おすすめ」とアプリの使いやすさ

TikTokを運営するバイトダンス(北京字節跳動科技)は、世界最大のユニコーン企業とも言われる企業です。評価の高さはテクノロジー分野における技術力の高さ。ユーザーがエンタテインメントに没入できるサービスを実現しているのです。

 

TikTokを起動するとすぐに動画の再生が始まります。再生される動画は、TikTokがあなたに「おすすめ」する投稿。TikTokはそのユーザーの好みを判別して、大量に投稿されている動画の中からおすすめ動画を表示してくれるのです。

 

おそらく使い始めはピンと来ない動画も表示されるでしょう。でも、ある動画は気になって繰り返し見てしまったり、投稿主のプロフィールが気になってタップしてみたりーーといった行為を繰り返しているうちに、TikTokはあなたの好みを学習していきます。再生時間、検索キーワード、いいね、フォロー、閲覧したプロフィールなどが判断材料です。おすすめには誰もが楽しめる人気動画も表示されますが、ユーザーに合わせた動画が表示されるため、他の人と比較してもまったく違う動画が出てくるのです。

 

もしTikTokはいまいち面白くないと思った人がいたら、ちょっと我慢して見続けてみてください。視聴時間が1時間ほど超える頃には、きっとあなた好みの動画ばかりが表示されるようになります。

 

テクノロジーのすごさはそれだけではなく、アプリの使いやすさにも表れています。TikTokは、誰かの動画を真似して投稿する「meme(ミーム)」がよく行われます。オリジナルの動画を作ることは大変ですが、アレンジなら気軽にできるため、気軽に友人と試してみることができます。そして動画を作りたいと思ったとき、元となる動画の楽曲名をタップすればすぐに同じ曲で動画が作成できます。再生速度の変更や編集作業もアプリで簡単にできます。

 

また、「エフェクト」機能を使えば、タップするだけで顔をゆがませたり、顔だけアップにしたりといった面白い動きの動画も撮影できます。TikTokへの投稿にハードルの高さを感じる人は、TikTokで動画を作り、見せたい友達に共有するだけでも十分楽しめますよ。

↑簡単に面白動画が作れるTikTokの動画制作画面

 

ライブ配信「TikTok LIVE」スタート

そしてTikTokは2020年7月に、ライブストリーミング機能「TikTok LIVE」も始めました。コロナ禍でコンサートや劇場に足を運ぶことが難しい今、ライブでエンタテインメントを楽しめるなんて嬉しいですね。有名なミュージシャンが演奏を生配信したり、お笑い芸人が日替わりでネタを披露したりと、楽しいコンテンツが配信されてきました。

↑9月5日から一週間、TikTok LIVEで行われた「よしもとTikTok LIVE」

 

今はハロウィンやスポーツの秋に関連したハッシュタグチャレンジが行われています。大きく世代を問わず進化を続けるTikTok――ちょっとした空き時間や寝る前のリラックスタイムに最適なので、この機に眺めてみてはいかがでしょうか。