トランプ大統領の選挙ページに改ざん被害。大統領は直前「ハッキングには要IQ197」と主張
Trump Campaign

米大統領選挙の投票日までもう1週間を切ったこのタイミングで、トランプ米大統領の選挙用ウェブサイト”donaldjtrump.com”が、何者かにハッキングされ、書き換えられる被害に遭いました。少なくとも30分以上は「このウェブサイトは差し押さえられました」「世界はトランプ大統領が毎日まき散らす大量のフェイクニュースにうんざりしている」と記述されたページに置き換わっていたとのこと。

トランプの選挙対策委員のスポークスマン、ティム・マートー氏は、「ウェブサイトが改ざんされており、法執行当局と協力して攻撃の原因を調査している」と述べ、「このサイトには機密情報は保存されていないため、流出被害はなくすでにウェブサイトは復元済みだ」と付け加えました。

今回のハッキング被害に先立ち、トランプ大統領は選挙キャンペーンのイベントで「誰も私のウェブサイトはハッキングできない。これをハッキングしようものならIQが197ぐらいある人材が必要であり、世の中のあらゆるパスワードの15%ほどを知っていなければならないだろう」と息巻いていました。

どうやら、このような大統領の主張がハッカーには”前フリ”と受け取られたのかもしれません。ウェブサイト改ざんの前には大統領のTwitterアカウントのパスワードを取得することに成功したと主張するセキュリティ研究者も現れていました。

まあ、このようなハッキング攻撃が大統領選挙に影響するかどうかといえば微妙でしょうが、これほど話題に事欠かない大統領も珍しいものです。

source:NBC News