ジョゼップ・マリア・バルトメウ氏は火曜夜、FCバルセロナの会長職を辞任することを発表したが、そこで更なる爆弾発言を口にせずにはいられなかったようだ。FC バルセロナは将来的に「スーパーリーグ参加」で合意していたという。

 「昨日、我々はクラブの財政安定化をはかるために、将来的に欧州スーパーリーグへの参加を提案することに合意した」ただし最終決定は、次回の代表者会議にて確認されなくてはならない。

 これに対してスペインプロサッカーリーグ機構のハビエル・テバス会長は、ツイッターにて「残念なことに、最後の日となってバルトメウが会長が、バルセロナを破滅に導くような空想上のリーグ参加表明を行った」と投稿。「これは多くの成功と、ここのところ多くの失敗をおかしてきた会長の悲しき結末だ」

 ただしスーパーリーグ構想については、イギリスのメディアが連盟から独立した形での創設構想を伝えており、とりわけプレミアリーグのトップクラブが推進してるものとみられる。欧州の18クラブと交渉中とされ、バルトメウ氏の発言はこれを裏付けた格好だ。

 だがこれらの報道によれば、FIFAはこの構想を支持しているとされているものの、それはインファンティーノ会長がここのところ強調していた、「バイエルンvsリヴァプールよりも、バイエルンvsボカ・ジュニオールとの対戦の方に興味がある」との発言に矛盾している。

 つまりFIFAとしては「スーパーリーグよりもクラブワールドカップ」の方がよほど大きな関心事項であり、「将来的には欧州以外のクラブにも、グローバルに魅力がもてるようになること」を目指しているという。

 またUEFAの立場としては、現在開催されているチャンピオンズリーグの存在を危ういものにはしたくはなく、チェフェリン会長は「UEFAとしては、スーパーリーグ構想は、断固反対であるとの姿勢を幾度となく示してきた」と先日に発言したばかりだ。