銀杏BOYZの峯田和伸さんが、10月27日(火)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。パーソナリティのこもり教頭と、10代のころから大ファンのさかた校長が、21日(水)リリースのニューアルバム『ねえみんな大好きだよ』について聞きました。



さかた校長:今夜の生放送教室には、銀杏BOYZ・峯田和伸先生!!!

峯田:(声が)う、うるさい……(笑)。今日は呼んでいただいてありがとうございます。

こもり教頭:校長は会えたことが嬉しすぎて、ボリュームが調整できていないですね(笑)。

さかた校長:僕はもう無理です……。職員(スタッフ)が調整してください。

こもり教頭:(笑)。

さかた校長:銀杏BOYZ先生は、10月21日にニューアルバム『ねえみんな大好きだよ』をリリースされております!

校長・教頭:おめでとうございます!

峯田:ありがとうございます。

こもり教頭:6年9ヵ月ぶりのアルバムということですが、ここに至るまでの構想はどのくらい前からあったのですか?

峯田:実際にアルバムにとりかかったのは、2年くらい前ですかね。それまでもシングルとかは出していたんですけど「そろそろ曲も溜まってきたし、アルバムにしようかな」と思ったのは2年くらい前ですね。

さかた校長:アルバムを聴かせていただきました。なんか、サラっと聴いたらダメだろ! という感情になって、家まで10kmくらいあったんですけど聴きながら帰りました。

峯田:僕も発売日に聴いたんです。レコーディングが終わってからしばらく聴いていなかったんですけど、初日に買ってくれる人の気持ちになろうと思って聴きましたね。

こもり教頭:コロナ禍で制作されていたのですか?

峯田:そうですね。非常事態宣言が出てしまったので、レコーディングでは2曲残して中断しました。

こもり教頭:楽曲を作る上でも影響はありましたか?

峯田:あると思いますよ。アルバムで言うと後ろの2曲……(10曲目の)「GOD SAVE THE わーるど」と(11曲目の)「アレックス」が残っていたんですけど、非常事態宣言が明けてからできあがりました。

こもり教頭:リリースした日に聴いたってことですけど、どう感じられたんですか?

峯田:「またイチからだな」って。

こもり教頭:お〜。



峯田:僕はバンドを24年やってきていて、アルバムは7枚なんです。それは普通の……普通のというか、商業ベースというか、アーティストのペースとしては遅いほうだと思うんです。計算すると、だいたい4年に1枚だから。

こもり教頭:そうですね。

峯田:でも俺からすると、それは遅いとか早いとかではなくて、自然に生まれたものがアルバムとして発表される僕のペースとしてはちょうどいいんです。まぁ、もっと早く出したいですけど。そして発売されて、聴いてくれた、買ってくれたお客さんのものになってしまって、僕のものでもあり僕の手元から離れたものでもあり……。

こもり教頭:はい。

峯田:僕からすると墓場に閉じ込めたじゃないですけど、もう無いものなんですよ。だから7枚作ったけど、またイチからだな、みたいな。発売日が過ぎたら、新人バンドみたいなものですよ。だから嬉しいと同時に、「またやんねーとな!」という気持ちもありますね。

こもり教頭:なるほど〜。

峯田:さっきオンエアされた「東京」は、15年前の曲なんですけど……僕の中ではもう終わったものなんですよね。俺、本当に15年ぶりに聴いたし、自分の曲だけど(笑)。

さかた校長:そうなんですか?!

峯田:だから、何て言うんですか? “あの曲に負けないような曲を……!”とかね、そういう感じです。だから「東京」は誰かが作った曲、という感じに聴こえましたね。

――ここで「GOD SAVE THE わーるど」をオンエア

さかた校長:僕はずっと焦燥感にかられて生きていて、「何にもうまくいかねーなぁ」という悔しい思いがあったんですけど、峯田さんの声が、ずっと「大丈夫、大丈夫だろ」って言ってくれるような気がしていて。この曲もダメな自分、弱い自分を肯定してくれるようだと感じました。

峯田:あの、20年いっしょに……死ぬまでバンドをやろうな、と誓い合っていたバンドのメンバーが全員抜けたんです。それでも「やめちゃダメだ」という気持ちで、なんとかやってきたんですよね。他人事だったら「それは無理だね、やめちゃうよね」ってなると思うんですよ。4人中3人やめたので。残ったテメエの人間性も疑うし(笑)。でもやめるという発想が、なんかなかったんですよね。それは、やっぱり好きなんでしょうね。

こもり教頭:うん……。

峯田:それで新しいメンバーとアルバムが作れて、いまはちょっとだけ自分に自信があります(笑)。世に出せてよかったなぁと、はい(笑)。

――ここで、「骨」をオンエア

さかた校長:この曲もすごい好きで……。

峯田:あの……ちょっといいですか? もう耐えられないです!(笑)。

こもり教頭:(笑)。

峯田:自分の曲をヘッドホンで聴いているじゃないですか……誰かに思いを込めて書いたラブレターを、クラスのみんなに読まれる感じなんですよ!

こもり教頭:(笑)。

峯田:本当に聴きたくない!(笑)。

さかた校長:あの、MVも最高なんですよ……。



【銀杏BOYZ - 骨(MV)】

――ここで、「恋は永遠 feat.YUKI」をオンエア

さかた校長:YUKIさんが「駆け抜けて性春」以来、15年ぶりのゲストボーカルでしたけど、18歳のころを改めて思い出しました。

峯田:ありがとうございます。今回は僕からの提案で……曲を作っているときにここのパートはYUKIさんだ、という気持ちが生まれたんです。ダメ元で頼んだら、二つ返事で「ぜひやりたい」と。

こもり教頭:お〜!

峯田:あの人はずっとあのままなので、奇跡なんて全然起こらないんですよ……あの人が奇跡なので。頼んでよかったなと思いました。曲が生まれ変わって、曲も喜んでいると思います。



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聴取期限 2020年11月4日(水)AM 4:59 まで

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<番組概要>

番組名:SCHOOL OF LOCK!

パーソナリティ:さかた校長、こもり教頭

放送日時:月〜金曜 22:00〜23:55

番組Webサイト ⇒ https://www.tfm.co.jp/lock/