かつては、家族や友達と連れだって行くものと決まっていたアウトドアキャンプ。最近では1人でキャンプを楽しむ「ソロキャンプ」が浸透してきていますが、女性の間でも最近ソロキャンプが密かな人気を集めているそうです。インスタ映えするようにテントをかわいらしく飾り付けたり、本格的なアウトドア料理に凝ったりと楽しみ方はさまざま。10月24日放送『北野誠のズバリサタデー』では、女性のソロキャンプが広がっている理由や、初めての方でも楽しめる方法などについて、エッセイストでキャンプコーディネーターのこいしゆうかさんに電話でお話を伺いました。

女子ソロキャンパーは増えている

こいしさんが女子のソロキャンプを始めたのは10年ほど前。

最近増えてきたというよりは、もともと楽しんでいた人が、外に向かっても言いやすくなったということがあるそうです。

ただ、女性が1人、外でキャンプを行うのは危なそうなイメージがありますが、こいしさんは最初、どうやってキャンプを始められたのでしょうか。

こいしさん「仲間を集いました。SNSでオフ会(ネット上で知り合った人が実際に会うこと)という形で。

ただ、キャンプはプロキャンプスタイルでお願いしますっていうことで、自分の食べたいものは自分で作ってっていう、1人キャンプの練習会みたいなところから始めました」
 

女子ソロキャンプの醍醐味

最初は4人からスタートし、4回目ぐらいにはすでに40人まで拡大。

「40人もいるなら、みんなでキャンプを楽しんだら良いのでは?」と言われそうですが、こいしさんはソロキャンプにしかない醍醐味があると言います。

こいしさん「自分でテントを立てて、ごはんを作るだけなんですけど、誰かについてってやってもらうよりも充実感が違うんですよ」

特に男女でキャンプに行くと、昔は男性がテントを立てる側、女性は料理を作る側と決められることが多かったのですが、1人で全部やりきることにキャンプ本来の楽しみがありそうです。

また、実際に女子のプロキャンパーは増えているそうで、ネットで配信されている動画を観たり、ネットから情報を得ることができますし、さらにアウトドア用品が軽量化され、車がなくてもバックパックでキャンプに行けることでハードルが下がっているとのことです。
 

初心者向けのおすすめ

ここで「それなら私もやってみようかな」と思った方は、まず何から始めれば良いのでしょうか。

こいしさん「最初から知らない場所で宿泊するのは結構ハードルが高いので、最初は近くのキャンプ場でデイキャンプ、日帰りをするのがおすすめです。

テントを立てるだけとか、今日はワンバーナーでごはんを作ってみようとか、少しずつ目的をずらして、泊まる装備に変えていくというのが良いかもしれませんね」

外でごはんを食べる、焚き火をするといった、非日常が体験できるのはキャンプでしか味わえない体験ですね。

ただ、やはり女性1人のキャンプは危険が伴いますので、どんな点で注意すれば良いのでしょうか。

こいしさん「やっぱり周りのキャンパーさんがどんな方がいるのかわからないので、キャンプ場の選び方としては、まずは区画サイトを選ぶと良いと思います」

キャンプ場でテントを張る場所には区画サイトとフリーサイトがあり、区画サイトは指定された区画でテントを張るというもので、フリーサイトは広い場所でどこでもテントを張っても良いというルールになっています。

こいしさん「フリーサイトだと、たまに知らないおじさんが近くにテントを張るということがあるので」

北野「またおじさんが1人の女の子を見て近寄ってきて、いろいろあれやこれや話しかけますよね。非日常を味わいたいのにと」

こいしさん「いるんですよ、おせっかいな人が。『つきっきりおじさん』みたいな」
 

出没!おせっかいおじさん

また、一部では女性専用やカップル限定、女性専用区画サイトのあるキャンプ場もあるそうですが、まだ少数。

区画サイトで管理人さんがいると安全で、そのようなキャンプ場は設備が整っているケースも多く、初心者にはうってつけだそうです。

さらに、デイキャンプなどで通い、管理人さんと顔見知りになれば、家族連れの近くにしてもらったり、男性のみの利用者から離してもらったりと、場所を考慮してくれることもあるそうで、こいしさんが東海地区でおすすめなのは、三重県いなべ市にある青川峡キャンピングパーク。

また、岐阜県では高山市にある平湯キャンプ場。

高機能ではないものの、温泉が近くにあり、観光地なので近くに飲食店が多いことと、林間サイトなので隠れることができる点がおすすめとのこと。

北野「おせっかいおじさんは出てこないということですね」

こいしさん「女性が1人ということはあまり前に出さないようにキャンプすれば、おせっかいおじさんはやってこないと」

まずはデイキャンプから始めてみて、慣れてきたら安全で高機能なキャンプ場、区画サイトで1泊というのが良さそうですね。

この話を聞いた後、ITジャーナリストの井上トシユキは、「つきっきりおじさん」、「おせっかいおじさん」というワードに反応し、「たまらん呼称ですね。ちょっと刺さりましたよ」と、ガックリ来ていました。
(岡本)
 

北野誠のズバリ
2020年10月24日09時43分〜抜粋(Radikoタイムフリー)