夜空に浮かぶ月(2019年6月10日撮影、資料写真)。(c)Ye Aung THU / AFP

写真拡大

【AFP=時事】月面にはこれまで考えられていたよりはるかに大量の水が存在する可能性があるとした論文2本が26日、英科学誌ネイチャー・アストロノミー(Nature Astronomy)に掲載された。将来の宇宙探査で、飛行士が月面で飲み水や燃料を補給できる可能性を高める発見だ。

 月にはかつて水が全く存在しないと考えられていたが、約10年前、月面に閉じ込められた水の痕跡を確認する一連の観測結果が発表されていた。ただ、これまでの研究では水(H2O)と水酸基(OH)の区別はできなかった。

 今回の論文のうちの1本を執筆した研究チームは、月面の恒久的に太陽光が当たらない場所に無数に存在する極小サイズの「コールド・トラップ」に氷が蓄積していることを確認。水が閉じ込められている表面積はこれまで考えられていたよりもはるかに広い約4万平方キロに及ぶ可能性があるとした。

 2本目の論文では、従来よりも短い波長を用いた観測により、太陽光が届く場所にも水分子が存在する証拠を確認したとされている。

【翻訳編集】AFPBB News

■関連記事
【特集】エイリアン?それとも…? 宇宙の「謎」写真集
【特集】地球の衛星「月」 ─ 月食、アポロ計画、スーパームーン
中国探査車、月の裏側を走行 「中国人にとって大きな一歩」