静電気・抜け毛・乾燥?!秋冬にやってくる髪へのダメージへのヘアケア方法☆

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これからやってくる秋や冬には、髪の毛へのダメージがいっぱい!

今回は、秋・冬のそれぞれに発症するお悩みと、その対処法についてご紹介します。

秋:秋に抜け毛が増えるのはどうして?

秋になると抜け毛が増えると感じている方が多いようです。

それもそのはず、実際に秋は抜け毛が出やすい季節だから。

では、秋に抜け毛が増えるのはどうしてなのでしょう?

秋に増える抜け毛の理由と対処方法を解説します。

秋に抜け毛が増える理由

秋は特に抜け毛が増える季節と考えられています。

ではなぜ四季の中で、秋が抜け毛の多い季節なのでしょうか?

理由は、秋は夏に受けた頭皮のダメージが症状として現れる季節だからです。

夏は「紫外線」「食欲不振」「睡眠不足」「冷え」「頭皮の汚れ」など、頭皮に対する悪影響が特に多くなります。

そしてこれらのダメージはすぐに症状として現れるわけではありません。
ダメージは時間を経過して現れます。

このことが秋に抜け毛が増えると考えられる理由です。

夏のダメージは内臓機能の低下や血行の悪化などに影響を与えます。

そして徐々に頭皮の状態も悪化していき、結果抜け毛の増加につながるのです。

抜け毛が増えたときの対処法

このように秋に抜け毛が増えてしまうのは、夏に頭皮に悪影響を与え続けたことが理由になります。

そのため、秋の抜け毛増加に対する対処法は、夏のせいで弱った体調を整えることです。

特に、「頭皮環境を整える」と「生活習慣と整える」が大切になります。

頭皮環境を整える

頭皮は衛生管理を怠ると皮脂によってベタついた状態になります。

また、逆に乾燥しているとフケが増えてしまいます。

どちらも頭皮の環境が悪化している症状です。

ベタついている場合は、シャンプーで皮脂をしっかり落として清潔にしましょう。

また、乾燥している場合は保湿力のあるオイルや育毛剤で保湿しましょう。

生活習慣を整える

夏は睡眠や食事、室内環境など生活習慣が乱れやすいです。

また秋も、夏に乱れた生活習慣を引きずりやすいので要注意です。

髪にとって睡眠と食事は、成長や栄養に深く関わる重要な要素になっています。

そのため、抜け毛を予防するには、食事による栄養補給と睡眠による成長促進が大切になりますよ。

冬:冬の天敵・乾燥から髪の毛を守る方法

冬の髪の状態とは

日本の夏は、どの地域でも60%以上の湿度を推移していますが、冬の1月から3月までは50%以下になります。

湿度が低い状態が続くと空気が乾燥し、肌や髪の水分を吸収してしまいます。

髪を生成している成分には水分も含まれているため、乾燥によって水分が減るとパサつきやきしみの原因となります。

また、頭皮も水分量が減ると肌荒れや痒みの原因となり、それがきっかけで炎症を起こし、抜け毛を発症してしまう可能性もあります。

乾燥状態が続くと静電気が起きやすく、髪の毛が擦れることによってダメージを受ける可能性も出てきます。

特に一日中部屋の中にいる方は、エアコンやヒーターを使っている方が大半。

そうなると余計部屋の湿度が下がり、静電気が起きやすくなります。

髪が傷つく環境が揃っているのが日本の冬の特徴です。

静電気はどのようなときに発生するのか?

静電気には、「帯電」と呼ばれる現象が大きく関係しています。

帯電とは、摩擦によって一方が持っている電子が、もう一方に移動する現象を指します。

帯電している状態、つまり電子の移動中に2つのものを離すと、パチッという静電気が起こるのです。

その状態をいつまでも放置していると汗がやがて乾燥し、固体へと変化していきます。

酸化した汗は紫外線を浴びて皮膚に炎症を呼び起こしたり、チリや汚れを吸着しやすかったりといったデメリットが存在します。

通気性の良いニット帽であればまだ良いのですが、保温性を兼ね備えたニット帽ばかりなので長時間の使用は髪に良い影響を与えません。

静電気が髪に与える影響

静電気で、髪が上手くまとまらない経験はありませんか?髪やブラシを含む全てのものは、電子を持っています。

帯電により電子が移動することで、プラスとマイナスのバランスが崩れるのです。電子量が崩れた結果、髪とブラシが反発してしまい、髪が広がるといった現象が起こってしまいます。

また静電気は、髪を守ってくれるキューティクルをはがれやすくする性質を持っています。
はがれたキューティクルからは、髪の水分が抜け出すため、パサついた状態になってしまいます。

水分量の少ない髪は、静電気を起こしやすくなるので、ますますダメージがひどくなってしまうのです。

乾燥を防ぐヘアケアとは

上記の点から意識したいことは、髪の水分量を保つこと。

保湿性の高いシャンプーや養毛剤、ヘアトニックを使って頭皮と髪の水分量を保つようにします。

そしてトリートメントもおすすめ。

トリートメントは毛髪補修作用があり、髪の内部の水分量をキープしてくれ、髪の表面を保護してくれるので、静電気対策にはピッタリです。

そして、トリートメントには帯電防止作用のある界面活性剤が入っています。

この界面活性剤は柔軟剤などにも入っている成分で、静電気を発生しにくくする作用があります。

成分で言うと塩化アルキルトリメチルやアンモニウム、シリコン、カチオン化セルロースなどと記載されているはずです。

また、静電気対策用のブラシを使うと効果があります。静電気を起こさないためには、乾燥させないことが大切です。

ヘアケア以外の対策では、体の内面からも保湿力を高める食材を定期的に摂取するのがおすすめ。

具体的にはビタミン類を多く含んだ果物やナッツ類。

抗酸化作用もあり、保湿力を高めてくれる作用があります。

ビタミンの中では特に、お肌に良いビタミンCが保湿性を高めてくれるといわれています。

キュウイやイチゴ、レモンなどを積極的に摂取しましょう。

また、加湿器の活用も効果的です。

加湿器で、部屋の湿度を上げましょう。乾燥を防げば、静電気から逃れられます。

室内に洗濯物を干す、観葉植物を置く…、などでも空気が乾燥しにくくなります。

湿度に気をつけて、乾燥しやすい冬を乗り切りましょう。