ナイジェリア中部ジョスで、襲撃した倉庫から食料の袋を持ち去る女性(2020年10月24日撮影)。(c)Ifiok Ettang / AFP

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【AFP=時事】情勢不安が続くナイジェリアで24日、数千人規模の群衆が同国中部ジョス(Jos)の政府倉庫を襲い、食料を略奪した。

 略奪は最大都市ラゴス(Lagos)と南西部エデ(Ede)に続き発生。襲撃されたジョスの大規模倉庫には、新型コロナウイルス感染拡大を受けて実施されたロックダウン(都市封鎖)の期間中に配給される予定だった食料が保管されていた。

 一方、20日発令の夜間外出禁止が緩和されたラゴスは比較的穏やかで、約1週間続いた暴動も沈静化。暴動では警察署が放火され、商店が略奪の標的にされたほか、車も破壊されるなどし、当局は混乱に乗じた「ならず者たち」の仕業だと非難していた。

 ジョス在住の女性は、倉庫に保管されていたのは3月と4月に配給されるはずの食料だったと述べ、「当局はロックダウンの間に食料を隠していた。この国の政府は一体どうなっているのか、大勢の人々が飢え死にしているのに」と憤った。

 また、別の住民は「当局はこうなる前に食料を配給すべきだった」と指摘。ロックダウン中に食料価格が高騰したことに触れ、「貧しい人間はどうやって生き延びたらいいのか」と疑問を呈した。

【翻訳編集】AFPBB News

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