流行のワークウエア、カッコいい“本物の仕事着”ブランドを見つけた
『わたし史上最高のおしゃれになる!』『お金をかけずにシックなおしゃれ』などの著書があるファッションブロガー小林直子さんが、愛用しているアイテムをご紹介します。

◆カーゴパンツを長く愛用してきた

 20代のころからカーゴパンツが好きでよくはいています。

 最初に自分で買ったお気に入りのカーゴパンツは、ワークウエアで有名なマリテ+フランソワジルボーというブランドのダークレッドのカーゴパンツでした。当時、ウィメンズのカーゴパンツはあまり売られていなくて、見つけたときはうれしくて即決で買うことを決めたのを今でも覚えています。

 今でも、あのマリテ+フランソワジルボーのカーゴパンツが理想のカーゴパンツなのですが、それ以降、なかなか理想のカーゴパンツに巡り合えない日々が続きました。

◆理想のカーゴパンツがなかなか見つからなかった日々

 もちろんマリテ+フランソワジルボーではなくても、カーゴパンツは作られています。

 けれども、ごく普通のウィメンズのブランドが作るカーゴパンツは、あくまでカーゴパンツもどきであり、ウエストからヒップにかけてやけにカーブがついているシルエットだったり、脇の縫い目上にあるパッチポケットが単なるお飾りだったり、もしくは生地に堅牢(けんろう)さがなかったり等、なかなか私の考える理想のカーゴパンツは見つかりませんでした。

 メンズのほうがまだ本格的なカーゴパンツは売られているのですが、メンズのワークパンツは全体的に小さい私には大きすぎて、はくわけにいかず、最近はスポーツウエアのブランドが出しているカーゴパンツ風のパンツでお茶を濁す毎日を過ごしていました。

 ところがここ最近、ワークウエアにテイラードジャケットやコート等、丁寧に仕立てられたアイテムを合わせるコーディネートが盛んにコレクションで提案されるようになってきました。

 それを見て、私も是非ともそういう格好がしたいと思って、改めて本格的なカーゴパンツを探し、出合ったのがこのROCKYというブランドのカーゴパンツです。

◆ファッション用ではなく仕事で着るためのワークウェア

 作っているのは、ユニフォームやワークウエアを専門に製造している日本のメーカー。このボンマックス(本社・日本橋)というメーカーはファッションでワークウエアを着る人のためではなく、実際の仕事の場で着られる機能的なワークウエアを作っているメーカーなので、カーゴパンツもちゃらちゃらした格好つけのためのものではなく、本気で働く人のための機能性を備えた本物です。

 多くの人は、そんなメーカーの作るワークウエアなんておしゃれなわけがないと思うかもしれませんけれども、さにあらず。HPにあるカタログを見ていただければわかるとおり、そこいらのカジュアルウエアを売っているお店のものよりもずっとおしゃれで格好いい。

 もちろん格好いいだけではなく、着る人の安全を守り機能的であること、そして堅牢で長もちすることなど、ワークウエアの本来あるべき特徴を持ったワークウエアのアイテムを、このメーカーでは作っています。

 そんなメーカーが作るカーゴパンツは、ユニセックスではあるけれども、小さいサイズは女性向けのシルエットで、小さな私でも着られるので、サイズの問題もなし。

◆労働環境について認証を受けた工場で作られているので安心

 一つ気になったのは製造国がバングラディッシュという点。

 バングラディッシュの工場と言えば、思い出されるのは2013年のバングラディッシュのダッカで起こった、縫製工場が入った商業ビル「ラナ・プラザ」の崩落事故。この事故はファッション史上最悪の事故と呼ばれ、この事故により、劣悪な労働環境で働いていた多くの縫製工場の労働者が死亡しました。