紅葉し見頃を迎えたコキア。多い日で900人以上の観光客が訪れる(神奈川県松田町で)

写真拡大

 神奈川県松田町で、遊休農地に植えたコキア約3300株が赤く染まり見頃を迎えている。

 コキアは町で飲食店を営む飯田勝宏さん(75)が2019年から栽培する。旅先で訪れたコキア畑の真っ赤な風景に感動。町に新たな名所をつくろうと、ミカン栽培が盛んな松田山の中腹にある約17アールの遊休農地を農家から借りて整備した。

 昨年は植える時期が早過ぎたり、丸く育たない品種だったりと失敗もあったが、丸く赤く育った木から自家採種し、苗を育て7月に定植。今年は園内を見事に彩った。

 飯田さんは農業の経験がなかったが、コキアで有名な茨城県の「国営ひたち海浜公園」から栽培のポイントを聞き、地元の造園会社や農家の手も借り、栽培を学んできた。

 来年の春にはネモフィラの植え付けを予定する。飯田さんは「目指すは一年中花が咲く山。来てくれた人の笑顔がうれしい」と世話を続ける。見頃は10月末まで。