「24」には欠かせない!クロエ・オブライエン
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 日本でもリメイクされ、再注目されている海外ドラマ「24 TWENTY FOUR」には、主人公ジャック・バウアーに並ぶ人気キャラクターがいる。CTU(テロ対策ユニット)に所属するクロエ・オブライエンだ。2003年から同キャラを演じていた女優メアリー・リン・ライスカブは、今年で49歳。「24 TWENTY FOUR」以降の活躍と共に、彼女の現在に迫る。

 メアリーが演じたクロエ・オブライエンは、CTUの上級分析官で、暗号解析のスペシャリスト。場の空気が読めず、人付き合いが苦手な彼女だが、現場を駆け回るジャックを常にサポートする、頼もしい相棒でもある。シリーズではすっかりお馴染みのキャラだが、初登場はシーズン3(2003〜2004)。以降、最終シーズンとなったシーズン8(2010)までメインキャラとして活躍。全12話構成の続編「24 TWENTY FOUR リブ・アナザー・デイ」(2014)では、ロンドンのハッカー集団に所属しており、パンク風のダークな髪型とメイクで激変したクロエのビジュアルは、視聴者に衝撃を与えた。

 「24 TWENTY FOUR」で知名度を高めたメアリーは、ハリソン・フォード主演の『ファイヤーウォール』(2006)で秘書役を務めたほか、『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)、『ジュリー&ジュリア』(2009)、『キングス・オブ・サマー』(2013)といった映画に出演。テレビドラマでは「フィラデルフィアは今日も晴れ」シーズン5(2009)、「モダン・ファミリー」シーズン2(2010〜2011)、「グレイズ・アナトミー」シーズン8(2011〜2012)、「カリフォルニケーション」シーズン7(2014)などへのゲスト出演が続いた。また、彼女はスタンダップコメディーの道にも挑戦しており、生真面目なクロエ役とは打って変わり、コメディエンヌとしての才能を発揮している。

 2007年と2014年には、「24 TWENTY FOUR」のプロモーションで来日も果たしたメアリー。「リブ・アナザー・デイ」を引っ提げ来日した際には、記者会見でジャック・バウアーの吹き替えを務める声優・小山力也と対面。シネマトゥデイのインタビューでは、今後のシリーズの舞台について「今度は東京がいいわ!」とも語っていた。

 私生活では、2008年に当時恋人だったパーソナル・トレーナー、マシュー・ロルフとの間に第1子ヴァレンティンくんが誕生。出産休暇のため、シーズン7(2009)の数エピソードは不在となった。メアリーとマシューは2009年に結婚、2019年に離婚を申請している。

 2020年もメアリーは、ダークコメディー『ダイナー・イン・アメリカ(原題) / Dinner in America』やドラマ「クリミナル・マインド15 FBI行動分析課 ザ・ファイナル」に出演。今後も、主要キャストに名を連ねるホラーコメディー『トゥー・レイト(原題) / Too Late』、クリス・プラット主演のSF映画『ザ・トゥモロー・ウォー(原題) / The Tomorrow War』(2021年7月23日全米公開)といった注目作が目白押しとなっている。(編集部・倉本拓弥)