外国語の中でも特に難しいと言われる日本語。母国語であれば日常生活において難しさは感じないが、日本を訪れる外国人はさまざま場面で日本語の表現に戸惑うようだ。Twitterでは「少し日本語を理解できる外国人の仲間たち」に向けた“あるツイート”が話題になっている。

【映像】 日本人にはちょっと新鮮? 投稿主・アルトゥルさんの「日本の難しい言葉」体験談

 投稿主は日本が大好きなプログラマーのアルトゥル(@ArturGalata)さん。Twitterで「おい…少し日本語を理解できる外国人の仲間たち…気をつけないといけない事があったから教えておく…いいか…」と呼びかけたアルトゥルさんは「『清掃中 ご協力お願いします』この意味は『手伝ってください』ではないらしい…」と画像つきで投稿。「この場合我々ができる協力は『別のトイレを使う、もしくは滑ってこけないように気をつけて使う』だ」と意味を説明した。

(▲テレビ朝日局内にあったスタンド式の看板)


 確かに、トイレの清掃時に置かれているスタンド式の看板の文字を素直に読むと「手伝ってほしい」という意味にも取れる。アルトゥルさんのツイートには約6万もの“いいね”(※10月22日13時現在)が寄せられ、「日本語って難しいな〜」「目から鱗! そんなふうに読み取ったこともなかった」「まさか掃除のお手伝いと思うなんて」「なるほど、“手伝って下さい”に見えなくもない」などの声が相次いだ。

 ニュース番組「ABEMAヒルズ」では、投稿主のアルトゥルさんを取材。ラトビア出身で現在はジョージアで生活中のアルトゥルさん。春と秋に日本へ旅行に行く予定だったが、新型コロナの影響で中止したという。話題の“清掃中スタンド”は「初めて看板を見たとき、“清掃中”も“協力”も読むことができず、黄色の看板に赤文字が危険マークだと思い、そのトイレから逃げました」とのこと。

 アルトゥルさんは、日本をはじめとした世界の面白さを発信するYouTuberとしても活動しており、難しい日本語として「工事中につきこの先ご遠慮ください」「結構です」なども紹介。工事中の看板は「『ご遠慮ください』の解釈が難しく『遠慮』は『禁止』ではないので、どうしてもその道を進まないといけない場合は遠慮しながら進んでもいいのかと思った」といい、通行禁止だとは思わなかったという。また「結構です」は「もらったお菓子がおいしかったので、その場に一緒にいた方に『どうぞ』と言ったら『あ、結構です』と言われて、そのまま1分ぐらい『あれ、いつ食べるんだろう』と考えた」とエピソードを紹介。当時は「必要ありません」の意味だと分からなかったという。

 独自の文化が言葉にも強く表れている日本語。日本語らしい間接的な表現・反対表現は、訪日外国人の誤解を招かないよう英語も併記するなど、気遣いが必要かもしれない。

(ABEMA/「ABEMAヒルズ」より)