MF南野拓実は途中出場

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[10.21 欧州CL第1節 アヤックス0-1リバプール]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は21日、グループリーグ第1節を各地で行った。MF南野拓実が所属するリバプール(イングランド)はアヤックス(オランダ)と対戦し、1ー0で勝利。ベンチスタートの南野は後半15分から出場し、前線3枚の中央でプレーした。

 リバプールは4-3-3の布陣で、前線3枚はFWモハメド・サラー、FWロベルト・フィルミーノ、FWサディオ・マネを配置した。中盤はMFチアゴ・アルカンタラが、最終ラインはDFフィルヒル・ファン・ダイクが負傷中。中盤3枚には、MFジェームス・ミルナー、MFジョルジニオ・ワイナルドゥム、MFカーティス・ジョーンズが並び、最終ラインにはDFトレント・アレクサンダー・アーノルド、DFジョー・ゴメス、DFファビーニョ、DFアンドリュー・ロバートソンが起用されている。

 対するアヤックスも4-3-3の布陣を敷くが、その最前線で起用されていたMFモハメド・クドゥスが前半9分に負傷。FWクインシー・プロメスが緊急出場となる。しかし、慌てることなく攻勢に出るアヤックス。一方、リバプールは防戦しつつ、隙を見て前線3枚でカウンターを仕掛ける。

 均衡が破れたのは前半35分。リバプールは左サイドからスローインでリスタートし、ボールを受けたマネが相手選手を背負いながら華麗な反転からPA左に入り込む。右足キックでゴール前にボールを送ると、DFニコラス・タグリアフィコのオウンゴールを誘発し、先制に成功した。

 前半を1-0で折り返したリバプールは、後半からカーティスに代えてMFジョーダン・ヘンダーソンを入れる。さらに後半15分には、マネに代えて南野を、フィルミーノに代えてFWディオゴ・ジョタを、サラーに代えてMFシェルダン・シャキリを投入。4-3-3の布陣は変わらず、南野はセンター、シャキリは右、ジョタは左でプレーした。

 南野は後半25分、左サイドのシャキリからパスを受けると、PA左手前から強烈な右足シュートを放つ。鋭い弾道はゴールニアサイドに向かうが、GKアンドレ・オナナの好セーブに阻まれた。終了間際にもシャキリのパスを受け、PA右からシュートを放つが、角度が悪く、オナナに防がれる。得点には至らなかったが、攻撃の起点となり、チャンスを作り続けた。

 その後は拮抗状態のまま試合終了。リバプールは1-0で大会白星スタートに成功している。27日には第2節を行い、リバプールはミッティラン(デンマーク)と、アヤックスはアタランタ(イタリア)と対戦する。