ムバッペとの追いかけっこに勝つ速さ マンUに“怪物DF”誕生の予感
最近はパワーとスピードの両方を併せ持つセンターバックが世界の主流となってきているが、マンチェスター・ユナイテッドにもその特性を持つDFがいる。
20日に行われたパリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節にて見事なパフォーマンスを披露した22歳のDFアクセル・トゥアンゼベだ。
183cmと決してサイズがあるわけではないが、トゥアンゼベはとにかく身体能力が高い。自慢のスピードで広範囲のスペースをカバーすることができ、今回のパリ・サンジェルマン戦ではそのスピードが大ヒット。FWキリアン・ムバッペとのスピード勝負を制する場面もあり、マンUサポーターに衝撃を与えることになった。
今季もマンUはハリー・マグワイア、ヴィクトル・リンデロフの2人をセンターバックのファーストチョイスに据えてシーズンをスタートさせたが、2人のパフォーマンスは安定していない。トゥアンゼベが一気に序列をひっくり返すことも可能だろう。
「我々はアクセルのクオリティを理解していて、彼はトップレベルのDFだ。彼にとってここ10か月で最初のゲームだったが、今日のパフォーマンスでクオリティを証明した」
指揮官オーレ・グンナー・スールシャールもこう語っており、1試合で評価は大きく変わったような印象がある。身体能力の高いDFはマンUが求めていたタイプのはずだが、トゥアンゼベこそ答えなのか。