一進一退の攻防を繰り広げた両チームだが、得点にはつながらず。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ13節]湘南−鳥栖/10月21日/BMWスタジアム平塚

 新型コロナウィルス感染症の影響で延期されていた13節の湘南ベルマーレ対サガン鳥栖の一戦が、10月21日に開催された。次節も同じ対戦カードという異例の日程。前節の柏戦にて劇的勝利を挙げた湘南と、6試合白星無しで巻き返しを計りたい鳥栖が、まずはBMWスタジアム平塚で相まみえた。

 湘南は序盤からボールを保持し、両サイドからゴールを狙う。対する鳥栖は守備に徹しつつ5バックの穴を模索していった。

 ファーストアタックは湘南だった。2分、石原広数のロングフィードを受けた畑大雅が敵陣に深く切り込みチャンスを演出。低い弾道のクロスをあげたが、味方が反応できずラインを割った。

 さらに21分、金子大毅のサイドチェンジから岡本拓也がダイレクトでクロスを供給。これをペナルティエリア内のタリクがヘディングで合わせたものの、ゴール左に逸れる。

 その直後、石原直樹が相手DFとの空中戦で頭部を接触しピッチに倒れる。起き上がることなくそのまま茨田陽生と交代。エースの手痛い離脱となってしまった。

 なかなか攻撃に移れない鳥栖は32分、金森健志の中央に向かうドリブル突破でファウルを誘発しFKをゲット。キッカーはチアゴ・アウベス。しかし湘南のGK谷の的確な指示により壁に阻まれる。

 前半終了まで攻撃の手を緩めなかった湘南も、鳥栖の堅い守備により0−0で折り返す。
 
 ハーフタイムに湘南は前半終了間際に足を捻った坂圭祐を下げ、舘幸希を投入。一方で攻撃を活性化させたい鳥栖はT・アウベス、金森の2枚を下げ、高橋義希と小屋松知哉を入れ前線に変化を付けようと試みる。

 後半立ち上がりには、鳥栖がボールを回すシーンが続いたが、湘南の守備を崩せず逆にカウンターを仕掛けられることが多くなる。さらにセカンドボールを何度も奪われ、肝を冷やす時間が続いた。

 しかし66分、鳥栖の素早いカウンターが発動。中央で受け取った林大地がサイドの小屋松との連係で決定機を得たものの、足先少し足らず、ボールは流れてしまう。

 後半も半分を超え、今度は鳥栖がボールを保持する時間が長くなる。しかし何度も揺さぶった末に得た小屋松のシュートチャンスは、相手GK谷の指先でのファインセーブにより防がれる。

 終盤に向かうにつれて、守備と攻撃が頻繁に入れ替わりながらも、互いにフィニッシュまで持ち運べない。

 アディショナルタイムは4分、鳥栖は連続でCKを獲得。長身のレンゾ・ロペスをターゲットにしたこのチャンスもゴールにはつながらなかった。

 最後までボールを追い続ける両チームだがスコアレスでタイムアップ。勝点1を分け合った。

 次節は、鳥栖のホーム、駅前不動産スタジアムで再戦。今日の結果を踏まえ、お互いが、今度はどんな策を講じるのか見ものだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部