「我々のフォームを取り戻した」スールシャール監督、昨季ファイナリストPSG撃破に歓喜

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マンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督が、パリ・サンジェルマン(PSG)戦の結果を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

ユナイテッドは20日に敵地で行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ初戦で昨季ファイナリストのPSGと対戦。23分にMFブルーノ・フェルナンデスのPKで先制に成功したが、55分にFWアントニー・マルシャルのオウンゴールで同点に。それでも試合終了間際の87分にFWマーカス・ラッシュフォードが勝ち越しゴールを決めて、2-1の勝利を収めた。

スールシャール監督は試合後、2018-19シーズンの決勝トーナメント1回戦に続いてのPSG撃破を喜びながらも、前回とは違う感情であることを明かした。

「(前回対戦とは)もちろん別の感覚だ。グループステージの初戦だったが、素晴らしいチームに勝利できた。前回はノックラウンドステージであり、幸福感は異なる」

「今はファンもいない。無観客で祝福してくれる人もいない。しかし、選手たちが素晴らしかったと私は言わなければいけない。彼らは本当にパフォーマンスに集中していた。我々が望んでいたことを受け入れてくれた。我々は勝利に値したと思う」

また、3バックの一角に抜擢したDFアクセル・トゥアンゼベについて、今季初出場と久々の出場ながら高パフォーマンスを披露したことを評価。デビュー戦となったDFアレックス・テレスについても言及している。

「アクセルがこれまでと同じようにプレ―いるのを見られた。彼が最後にプレーしていたのは(昨年12月の)コルチェスター・ユナイテッド戦だったと思うが、信じられないパフォーマンスを披露してくれた。数週間しかトレーニングをしていなかったけど、(ピンチの時に)絶対にその場にいた」

「アクセルは素晴らしいDFであり、素晴らしいリーダーだ。アカデミーを卒業してから、いずれトップ選手になると長年思っていた。彼はマンチェスター・ユナイテッドの選手に必要なキャラクター性と姿勢を持っている」

「そしてアレックスはデビュー戦で我々に何を与えてくれるのか確認できた。彼の配球は素晴らしかった」

最後に、グループステージ初戦を白星で飾ったスールシャール監督は28日に行われる次節のRBライプツィヒ戦に向けて意気込んでいる。

「グループステージを突破するには恐らく10ポイントが必要。今は3ポイントを獲得して、来週のライプツィヒとの試合は非常に重要だ。今日の試合には可能性を感じた。シーズン序盤だったし、昨季終盤にヨーロッパリーグでプレーしたチームはスタートに苦労している。しかし、我々は確かに自分たちのフォームを取り戻した」